まずは見終わって、温かくほっとする映画でした。

それに、田舎の風景と場面のアクセントに使われるCGと、まさに“多彩”でしたね。

画という点では、
主人公の厨房での逆光に映るシルエットが、非常に印象的で、1枚の絵として切り取っても素敵です。

監督さんはフェルメールの絵画が好きなのかな?なんて勝手な妄想をしたり…。


娘への愛情表現が不器用な母親。
その母親が、娘に対して正面から向き合うきっかけとなる、心が動く場面には、ちょっとぐっと来るものが有りました。

他にも、考えさせられた事は、食事での“いただきます”“ごちそうさま”の言葉の意味かな?

最後に、主演・柴咲コウさん。

芯の強さ、目の力強さと表現力はさすが!
何より、以前より角張った感が適度に無くなった今の彼女だからこそのハマり具合だったなぁ、と好感を持ちました。


小川糸さんのファミリーツリー、たぶん映画化されるんだろうな。そうなれば、楽しみですね。