はちゃめちゃ。
いったいこの町田康というひとの頭のなかは
どういうつくりになっているのだろう。
音楽出身のひとが書く文章は
えてしてこういう独特のことばの連なりになるような気もするが
それにしても予測不能。
「箱!」
「根っ!」
ってなに?
おもしろすぎる。
小角と未無のかけあいがたのしい。
こんな相棒ほしい。
しかも未無は美女
らしいし。
ていうか
未無がいちばん悪い性質を持っているような気もしなくもない。
ところで
糾田両奴っていったいどう読むの?
最後までわからなかった。
わからないのがまたアクセントになっていたりもする。
随所にちりばめられたというか全編にあふれているというか
人間存在のちいささしょうもなさが
笑えると同時に自分にも刺さる。
凡庸を憎め。
ひとびとを凡庸に陥れようとする企みを駆逐せよ。
胸を打つ短歌
人気ラーメン店
暗殺
不条理な課題と判定。
折りたたまれた空間。
なんとなく安部公房作品を思い出したのは
あながちぼくの勘違いでもないだろう。
最近何かと話題の
オリジナリティ
引用
盗用
コピペ
模倣
パロディ
インスパイア
換骨奪胎
についても考えさせられる
ってことはないかな。
--人間小唄--
町田康