顔 | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

女性は、化粧のノリがよいとかわるいとか言う。


体調によって違うのだろうか、詳しいことはよく知らない。


男にだってそういうことはある。


化粧はしなくても、鏡のなかの自分の顔がよいときとわるいときがある。


ときどき、鏡を見てぎょっとするほど不細工な顔になっていることもあるし、反対に、イケメンとは言わないまでもそれなりによい感じの顔になっていることもある。


顔、っていうのは、自分の顔でありながら、決して常に一定ではなくて、体調や気分によって微妙に変化しているものだ。


誰かの顔を見て、その人であると認識できるのも、ある意味、人間の記憶のあいまいさの賜物であるかもしれない。


だって体調や気分で微妙に違う顔を、別人と認識されたら人間のコミュニケーションなんて成り立たないだろうから。


その点、ロボットなんかは、微妙に違っていると別人と認識するに違いない。


この手のあいまいさはロボットにはきっと難しいのだろう。


もちろん角膜認証とか虹彩認証とかをすればロボットの方が人間よりも正確に人物を識別できるだろうけれども、人間はそんなことをしなくっても、全体の雰囲気でなんとなく人物を特定することができる。


なにはともあれ、できるかぎり、よい顔で人前に出ていたいものである。


やっぱり、よい顔のときの方が、わるい顔のときよりも、周囲のひとも明るく接してくれるからね。


いったいどうすりゃ、よい顔の出現率をあげることができるのだろうね?