ある師走の風景 | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

さっき歩いていたら小走りのお坊さんをみかけた。


冗談じゃなくて。


こちらの方向に向かっている。


師走に走るお坊さんをみかけて思わずにやりとしてしまうぼく。


師走にお坊さんが走ったらそのまんまやん。


非常に失礼ではあるが目の前の光景がおもしろくって仕方がない。


ぼくのにやりに気づいたのかどうかお坊さんは気まずそうにうつむきながらぼくとすれ違った。


ああさっきのひとにやりとしたりなんかして、師走に坊主が走ってるって思ったんだろうな、私もそう思われるのがわかっているので走りたくはないんだけど、法事に遅れそうだから仕方がないんだよな。


なんてお坊さんが思ってたら申し訳ない。


まあ師走はお坊さんじゃなくてもついつい小走りになるわけです。


やり残し、積み残しをひとつでも減らして新年を迎えたいのが人情。


だからといってやっつけ仕事になってはいけないけれども、これもひとつの節目の効果ということで、慌てず急いで走りましょう。