ちはやぶる       在原業平朝臣 | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川

からくれなゐに 水くくるとは


在原業平朝臣








半年ぶりですね。


あわいの季節に触れたくなる小倉百人一首。


紅葉の時期にはまだまだ気が早いですが

真紅の紅葉に染まる竜田川の様子に

燃えるような日本の秋の美が存在感を示しています。


神々が権勢を誇っていた時代でさえも

こんな景色があったことなんて伝わっていないなんて

大胆な強調です。


この歌を知ったうえで紅葉見物に行ってみたなら

箕面川の紅葉だってより以上に胸を打つ景色になることでしょう。


箕面川に紅葉が落ちるのは

11月の下旬から12月の初旬にかけてでしょうか。


思えば秋は長いのかもしれません。