図書館に本を返しに行った。
キアラン・カーソンさんの
琥珀捕り。
延長して4週間借りていたのだが
アルファベットの
O
までで無念の途中返却。
続きを再チャレンジする気力があるかどうか。
こういうのをおもしろいと思える
読書力と読書熱がほしい。
で
いつもは用件が済んだら
さっさと図書館をあとにするのだが
今日は少し滞留。
そういえば
先月発売された
文學界 8月号に
ふかわりょうさんの
エセーが載っていたらしいな
と思い出したのでさがしてみた。
ありましたありました。
見開き2ページですが
美しさにまつわる
と題したエセー。
日常こそが美である
ということについて書かれていて
発想は決して目新しいものではないのだけれど
素材のセレクトがユニーク。
叫びとか
モナリザとか
睡蓮とか
うにとか
皆既日食とか
金星の太陽面通過とか
おにぎりとか
思いがけないところから素材を引っ張ってきて
うまくフィニッシュにたどり着いている。
ふかわりょうさん
なかなかやりますね。
きらクラ!
での遠藤真理さんとのおしゃべりが
創作活動にもうまく結びついているのかしら。
ところで
この文學界 8月号の巻頭に
筒井康隆さんの
役割演技
というショートショートが載っていたので
これも読んだ。
筒井康隆さんは格好いいですよね。
何歳になってもこういう毒を吐けるひとに
ぼくはなりたい。
きれいにまとまるだけではつまらない。