少し前の新聞記事で
生態系は生物の種類や相互関係が多様で複雑なほど環境変化に強くなることを計算で裏付けた
というのがあった。
なるほど
多様で複雑な仕組みほど安定した存在である
と信じたいぼくにとっては朗報である。
食うか食われるかの敵対関係。
チョウが花の蜜をもらうかわりに花粉を運ぶ協調関係。
敵対関係と協調関係の比率を変えて計算すると
敵対関係と協調関係がどちらか一方に偏らずに
バランスよく存在する生態系が安定しやすいという結果が出たらしい。
ぼくにとってはこれは意外。
協調関係が大切という結果は歓迎だが
敵対関係も同じくらい必要だとは。
これっていったい何を暗示しているのだろうかね。
ついつい一事を万事にあてはめて敷衍化させたくなるぼくの癖で
社会にあてはめてみると
社会における食うか食われるかの敵対関係さえも
社会の安定には必要ってことになるのだろうか。
そうだとすると
ちょっと嫌だぞ。