マイケル・サンデル 究極の選択「許せる格差 許せない格差」 | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

今回は観ないでもいいかな

なんて思っていたものの

冒頭を観ちゃったらもうだめ

夢中になって結局最後まで

観てしまいました。


マイケル・サンデル教授

好きだ。


完全にぼくは信者になっています。


あの

議論の場を完全に制御している感じ。


まいど酔い痴れます。


そして今回はなんと

これまたぼくの好きな

ピースの又吉直樹さんがゲストに。


まあ

あいかわらずのアドリブべたで

磨き上げた台本のような

切れのあることばは

聴けませんでしたが

それでも

サンデル教授にいじられているときに

遠くから自分自身を自虐的に観察している感じが

ぼくごのみで

うふふ

とほくそ笑まずにはいられませんでしたよ。


ほかには

猪瀬直樹さん

古田敦也さん

眞鍋かをりさん

竹中平蔵さん

と豪華なゲスト。


竹中平蔵さんは

もう以前のような緊張感が

なくなっていたように感じたけど。


猪瀬直樹さんは

さすがに現役副知事だけあって

現実をよくみているなあ。


あと

前回同様に

日本、アメリカ、中国の学生も

インターネット中継で参加。


うん

それぞれにしっかりとしている。


それにしても

東京の彼女は

滝川クリステルばりに

才色兼備でうっとりだ。


おっとあぶない。


さて内容。


業績の分配は経営者中心か開発者中心か全社員平等か

税制度は消費税中心か所得税中心か

労働力の安い海外にアウト・ソーシングすることの是非

労働力の安い移民を雇い入れることの是非

などについて議論。


議論の前半はぬるくて

大丈夫かな

って思っていたけれど

後半に向けてじょじょに核心に向かっていく臨場感ライブ感。


本日最後の締めくくりは

ジョン・ロールズさんの

無知のヴェール。


ああそういえばこういうのあったなあ。


すっかり忘れていたけれど。


無知のヴェール

が完全に共通善を導く手法たりえるかは

ちょっと疑う必要もあるくらい

非現実的で理想論的であるような気もするが

それでも

自分の立場から離れて

他者の立場になって考えてみる

もっといえば

自分でも他者でもないところから

共通善をさがす

といった基本的なスタンスは

ぼくのようなタイプには共感できるところです。


こういう考え方は好き。


これからの「正義」の話をしよう

もまた読みたくなってきました。