そろそろ紅葉も見納め。
毎週のように通っていた箕面の滝道。
今週は盛りを過ぎて
裸になった枝が増えていた。
盛りっていうのは
紅葉の表現としては不似合いか。
桜は満開というけれど
紅葉はなんというのだろう。
見ごろっていうのは
ちょっと俗っぽくて遠慮したい。
紅葉の森の○○の下
○○にあてはまることばを答えよ。
(2文字でなくても可)
冷たく乾いた風にくるくると舞い落ちる
黄色い葉っぱにしばし目を奪われる。
目を奪われるとはこれすなわち
心を奪われるということ。
落ちる葉っぱに何を重ねているのか。
思いのほかスローモーション。
スーパースローでもう一度。
くーるくーるくーるくーる。
アスファルトのうえで早くも土に還る第1段階。
帰り道。
初めて通った下り坂。
坂道には土地の記憶がぎっしり。
いにしえの旅人もこの坂を通ったのか。
(ちなみにタモリさんは日本坂道学会の副会長。)
初めて通る道はこころおどる。
テンションがあがる。
紅葉見物のファッション。
ひとのことは言えないけれど普段着じゃ興ざめ。
明治大正の小説のように着物や背広がいいな。
うつくしい光景は目の保養になる。
もちろん美女がいればいうことなし。
近頃では美男もOK。
美男美女のカップルならなおよし。
うつくしければなんでもかんでも目の保養。
目の保養とはこれすなわち
心の保養ということ。
紅葉も終盤。
僧侶も忙しくなる師走。
僧侶でなくても忙しい年の瀬。
忘年会にはまだ早い。