笛吹かれども踊れず | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

まだ1箇月も経っていないのに

早くも気持ちが離れていっています。


予想通りというか。


気持ちのあたたかい人は

10年計画ぐらいで

これからの決意を固めているというのに。


確かに毎日

このことばかりを考えて過ごすわけには

いかないだろうけど

こうもあっけなく

日常の生活に戻ってしまう

自分自身に不信感を抱く。


かといって

決して忘れているわけではなくて

日々

関連する仕事もし

情報も耳に目にしているのだけれど。


リアリティを持って

当事者になれない。


あの日からの新聞を

残しているが

読み返してみても

あのときの感情は

もはやよみがえらない。


あのときには

自然にこみ上げてきた涙も

今となっては

いったい何の涙だったのだろうか。


これから復興のための増税などの議論が

本格化してくるだろうけど

素直に承諾する気持ちになれるのだろうか。


現地は

未だに何の整理もついていないのに

既に遠い出来事になりつつある。


風化とはあまりにも残酷な仕打ち。