今年の7月に行われた
鳥居みゆきさんの
単独ライブの
DVDです。
先日
発売されたので
早速
購入し
観させていただきました。
2年前の
と同様に
大きな流れの小芝居のなかに
鳥居みゆきさんのコントが織り込まれている
あるいは
鳥居みゆきさんのコントに合わせて
小芝居の物語をつなぎ合わせている
という構成でした。
ぼくは
鳥居みゆきさんの
ひとりコントが好きなので
途中の小芝居や
映像は
むしろ邪魔に感じるのですが
それは
間違った考え方かもしれません。
2時間のライブのうち
ひとりコントは
およそ45分程度でしたが
その出来栄えは
いつもどおり
良かったです。
コントのタイトルは
1いじめ(笑い)
2自然死刑
3余興
4再生
5死に損ないの夢
6せっかちさんが行く!
7箱入り娘
タイトルからも分かるとおり
不謹慎で
ブラックな内容なので
とても大衆受けは
しません。
したがって
テレビでは観られません。
(一部アレンジしたら
何とか放送できるものも
ありそうですが。)
皮肉とか
風刺とかいうのとは
ちょっと違うと思うんですが
今回は特に
ナンセンスに徹していたように
思います。
相変わらず
台本は
緻密につくられているので
文章で読んでも
かなり面白いと思います。
余興
なんて
最初は
なんだこりゃ
と
あまりの素人踊りに
ぽかんとしてしまいましたが
何回かみると
妙に笑えてくる
時間差ユーモアを
感じます。
コントで一番好きなのは
新聞紙で作った
腹話術人形ポポタンを使った
箱入り娘。
舞台の世界観を統べた
哀感漂う作品に仕上がっています。
まあ
ぼくは
ファンなので
面白くて
全部好きなんですが
万人にお勧めできるものではありません。
特典映像の
ポポタンの作り方
は
鳥居みゆきさんの
おもてなしを受けた気分になれる
ファンには嬉しい内容です。
-狂宴封鎖的世界「再生」-
鳥居みゆき