国家間の戦争で死ぬ
国内の戦争で死ぬ
テロで死ぬ
不況で死ぬ
苛めで死ぬ
過労で死ぬ
事故で死ぬ
犯罪で死ぬ
飢餓で死ぬ
災害で死ぬ
暴力で死ぬ
絶望で死ぬ
不衛生で死ぬ
医療不足で死ぬ
人間の世界には
実に多種多様な死が存在する。
ぼくだって
直接殺すことはないけれども
間接的には多くの誰かの死に
関与していることは分かっている。
しかしそれでも
直接誰かを殺したり傷つけたりは
できるだけしたくない。
優柔不断なぼくは
戦場では苦しむだろう。
自分の大切な人たちを守るために
戦っているとしても
相手の大切な人たちの存在にも
思いを馳せてしまうだろう。
相手を
殺すか
後遺症の残る重症を負わせるか
を選べる状況であったとして
どちらを選ぶかなんて決められない。
上官から
市民の虐殺を命じられたときに
果たして断れるか。
そもそも今はこんなことを言っているが
世論が戦争やむなしの風潮になってきたときにも
同じことが言えるか。
自分を守るために
人を傷つけることができるか。
いや
そんなこと
今でも既に十分傷つけているんじゃないか。
回避するための努力は
尽くさなければならない。
他に方法があるはず。
他に方法があったはず。
諦めたときに全てが崩れる。
そんなことを思った8月15日。