すっかりはまっています。
最高に面白いわけではないんですが
(こちらの置かれている状況によって
のめりこめたり、
まったくのれなかったりするので)
世界観が好きなのと
もしかしたら
もっとすごい作品と出会えるかもしれない
との期待感により
読んでしまいます。
・先端で、さすわ さされるわ そらええわ
・少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ
・ちょっきん、なー
・彼女は四時の性交にうっとり、うっとりよ
・象の目を焼いても焼いても
・告白室の保存
・夜の目硝子
短編小説集に括られるのか
詩集に括られるのか
カテゴライズは
流通の都合ですので
ぼくとしては
詩集として
読ませていただきました。
各作品とも
誰かの脳に入り込んだような
そんな気分にさせられます。
読後しばらく
誰かの悩みや切なさや
怒りや悲しみや
やるせなさが
まるで
自分のものであるかのように
錯覚させられてしまいました。
希望をさせていただけるならば
各作品を
一人芝居で
拝見させていただきたく。
朗読でもいいんですが
できれば
芝居で
お願いします。
テレビや映画でもいいんですが
ライブな舞台で
お願いします。
俳優は誰がいいでしょうか?
ところで
そもそも
表題作は
どのような
イントネーションが
正しいのでしょうか?
東京の人が話す関西弁風か
実際の関西弁風か
-先端で、さすわ さされるわ そらええわ-
川上未映子