お父さんのバックドロップ | (本好きな)かめのあゆみ

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かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

原作は未読ですが

上司お勧めのDVDを

借りて観ました。


泣きました。


最後の闘いの前の

マイクパフォーマンスで。


出演者は

主役から脇役まで

全て

いい味が出ていました。


神木隆之介くん

なんて可愛い。


神木くんの友だち役の

田中優貴くんも

やさしさがあふれた演技。


生瀬勝久さん

マネージャーの苦悩と

男の熱さ。


南果歩さん

たくましい母親であり

一人の女であり。


チャンバラトリオの

南方英二さん

侘しけど楽しい

昭和のおじいちゃん


そして

宇梶剛士さん

よく体をつくりました。

ひたむきに好きな仕事に打ち込み

そして

息子にいいところをみせたいと願う

お父さんたちの代弁者を

力強く熱演しました。


ぼくは

こういう熱くて濃い

人間関係は苦手ですが

ときどき

羨ましくもなります。


ぼくは

何事にもなるべく

一生懸命にならないように

努めていますが

何かに一生懸命がんばっている人を

みるのは好きです。


昭和55年の大阪の町のリアリティも

相当の力の入れようでした


中島らもさんも

理容師役で

ちょっと出演。


中島らもさん

好きでした。


人生の終わりごろには

仙人然として

世の中の動きを

静かに見つめていたような

印象があります。


やさしくて

ナイーブで

でも

家族の人は

たいへんだったでしょうけど。



-お父さんのバックドロップ-

原作 中島らも

監督 李闘士男

脚本 鄭義信