ゲーム理論で
社会における個人や組織は
自分に良かれと思う
やりかたで
それぞれが進んでいく
っていうことになっていますが
世の中
そんなにうまくは
いかないようにできています。
囚人のジレンマ
っていうのも
面白いたとえです。
・連絡の取り合えない状態の2人の囚人
・2人とも口を割りません。
・このまま行くと証拠が充分ではないので
2人とも2年づつの罪にしかなりません。
・そこでこういう司法取引を提案です。
・1人が口を割り、もう1人が口を割らなかった場合、
口を割った囚人は協力的として罪を1年に、
口を割らなかった囚人は罪が明らかになり
かつ非協力的だったので罪を15年にする。
・2人とも口を割った場合は、
2人とも罪を10年にする。
さて、囚人たちはどういう行動に出るでしょうか?
この場合、自分にとって最適なのは、
自分が口を割り、
相手が口を割らない状態ですが、
それは、相手にも同じことなので
結局2人とも口を割って
10年の罪になるのです。
かといって
自分が口を割らなかったとしても
相手が口を割ったら
大損ですので
やっぱり
口を割ります。
最適な行動が
お互いに口を割らないことであると
分かっていても
そういう行動は選べませんよね。
この例は
結局
値下げ競争や
環境破壊の
問題にも通じているそうです。
ぼくたちの
身の回りにも
この
囚人のジレンマ
があてはまる場合は
多そうです。