星の王子さま | (本好きな)かめのあゆみ

(本好きな)かめのあゆみ

かしこいカシオペイアになってモモを手助けしたい。

ぼくにも王子様の時代があったのに。

象を飲み込んだボアの絵も描けたのに。


女の人って、誰でもバラだね。

ぼくには理解できない。

一緒にいるだけで幸せなのに、

一緒にいればいるほど息苦しくなる。


ぼくは星を数えない。


ぼくは喉が渇かない薬で時間を節約するより、

時間をかけて自分で汲んだ水を飲みたい。


大切なものは目には見えない。

少しづつでないと、大切な絆は結べない。

時間をかけて、少しづつ、少しづつ。


ぼくのからだは消えてなくなっても、

こころは自由。


あの夜空のたくさんの星のどこかで、

きみが笑っているから。

すべての星がきらきら笑っているよ。





-星の王子様-

サン=テグジュペリ

訳 河野万里子