どうも、王下です。
『ロミオとジュリエット』も東京公演を終え、残すは金沢公演のみとなりました。
金沢公演までの間は、少し時間があるので、各々充電したり、別の稽古をしたりしていますが、僕は充電プラスお仕事で広島に帰ってきました。
と言うのも、今回、デラシネラで広島公演に行ったのですが、その公演自体が今絶賛開催期間中のHIROSHIMA演劇祭という、大きなイベントの中に組まれていたのです。
その関連で、昨日まで行われていた劇団Tempaさんの公演のアフタートークにお誘いいただいた関係もあって帰ってきていたのです。
ちょっと時間もあるし、実家にもなかなか帰っていなかったのでいい機会でした。
親のバイクを借りて、いつも通ってた道を通って、『意外と道覚えてるな』と思ったり、『こんな店あったっけ?』となったり、変わっていないようでちょっとずつ見た目はかわっているなぁと、感慨深い気持ちになったり。
先月、公演で戻ってきたものの、ほぼほぼ誰とも会えなくて、残念な気持ちになったので、今回のアフタートークの仕事の前に、公演観に来てくれた友達に会ったり、広島の仲間に会ったりして、その時話せなかった事を話せてとても充実した帰省になりました。
それに何が嬉しいって、ただの帰省じゃないって事が僕は嬉しいんですよ!
ちゃんと仕事として、広島に戻って来れている事がとても嬉しかったんです。
東京に出て10年近く経ちますが、そう言った理由で帰ってくる事なんて一回もなかったから。
30歳過ぎたあたりから、僕の住んでた〈広島〉という街をとても意識するようになりました。
地元に帰って何かできる機会をずっと模索していて、ただそれをするにも手立てがなくてヤキモキしていた時に、今回のアフタートークのお話をいただきました。
トークはあまり得意ではないですが(テキトーな話ならいくらでもできますけど笑)、兎にも角にも〈地元と関わる〉という事が大事だったので、このチャンスを逃してはなるまい!と思いました。
誘ってくださった劇団Tempaさんは今広島でとても勢いのある劇団で、若く瑞々しい役者さんばかりでした。
その若さがとても羨ましく感じたり、もどかしく感じたりしながら、自分にそれを還す作業がとても新鮮でとても良い機会をいただけたなぁと。
アフタートークって苦手意識あったけど、そういう事を感じたり、改めて自分が舞台に向かう時に大事にしてるモノを考えるいい機会なんだなぁと思い、『アフタートークも悪くないな』と(笑)。
広島を出て10年。
確かに変わった。
何かが変わった。
何が変わった?
変わってわかった事は、意外と変わってないという事。
自分も街も。
思考や身体は変わっていく。
街並みや景色は変わっていく。
でも、根っこのところ。
〈空気〉は変わっちゃないよ。
僕も街も。
さて。
少し充電させてもらったので、放電しないと!
先ずは、『ロミオとジュリエット』金沢公演!!
そこから怒涛の夏に突入します!!
充電使い果たすくらいアツイ夏にするぜっ!!
では、また。