損切りの目安をどう決める?

損切りとは、現在持っているポジションの損失を
これ以上膨らませたくないというときに損失を確定させることを言います。


実際のFXの取引では、
成り行き注文(レートを指定せずに注文する方法)や
逆指値注文(損失を止めるために最初にレートを指定しておく方法)をすることで
損失を抑えることができます。

どちらを選択するかは好みによりますが、
特に長期トレードの場合は画面から離れることが多いので
逆指値注文は必ず入れておきましょう。

 

しかしこの損切りのやり方がわからない、
または苦手だという人が大変多く、
FXで失敗・損してしまう原因になっているのです。
 

次のような経験のある方は要注意です。

  • 損切りの入れ方がわからない
  • しっかりと損切りの設定を入れたのにすぐに誤差の揺れに引っかかる
  • エントリーに失敗、チャートが予想と反転しているのにダラダラと見守る
  • 気づいたら損失が許容範囲を超えていた

損切りの目安を決めるには、
このような失敗・損をしないよう対策していく必要があります。

 

必ず損切りラインを考えておくこと  

FXでは、あらかじめどういった場面で損切りをするのか決めておく、
つまり自分の中にルールを作っておくことが大切になってきます。

しっかりと作り上げたルールに従って損切りが実行できていれば、
大きな失敗を免れることができ、
FXで安定した勝率を上げられることができます。


多くの方ができていないポイントがこの段階です。
そのため、損切りルールを作り、忠実に守る、ということは
常に頭に入れ取引を行いましょう。


目安の例1. 短期トレードの場合

FXでのデイトレードやスキャルピングなど、比較的短い時間での取引では、
相場の細かい動きの中から為替差益を取っていくことになります。


ここで厄介なのが相場の一瞬の誤差の揺れ(チャート上のひげ)です。
そのため損切りラインを
この揺れに引っ掛けないようにする必要があります。


具体的な案として、米ドル円でいうと
エントリー地点から-25pipsの幅を持たせて設定すれば良いでしょう。

理由は揺れの幅がそれ以内に収まることがほとんどだからです。
それ以上のひげに触れてしまったらいさぎよくあきらめましょう。
 

損切りチャート


ちなみにこの案で引っかかった場合、1ドル100円で
1万通貨を持っているときには2500円負けたことになります。

多くの人が始めやすい
元手10万円(レバレッジは10倍)で1万通貨から、
という状況で考えるとイメージしやすいと思います。


あとは取引したい通貨や自分の経験を元に、
幅を狭めたり広めたりしていくことになります。


たとえば、

  • ボラティリティ(値動きの上下)が二倍のポンド円なら幅も二倍
  • 全然予想した方向に動かず利益が見込めないから早めの損切り
  • 利益が出てきたので徐々に幅を狭める

などが考えられます。


重要なのは、一度決めたラインは絶対に広げないということです。
しっかりと守りをかため、失敗しないようにしましょう。


目安の例2. 長期トレードの場合

FXの長期トレードでは、長いトレンドに乗った為替差益と、
通貨間の金利差(スワップ)を狙うことができます。

スパンが長いため、短期トレードとは違った戦略が必要になってきます。

具体的な目安の決め方としては、

  • 予想したトレンドが続かない、
    あるいはトレンドが否定されたポイントで損切り
  • 資金がどこまで耐えられるか

の二つのルールが考えられます。


長期トレードでは、どちらのルールで損切りラインを取るにしても
ルールから外れた際にはいさぎよく損切りしてしまうようにしてください。

塩漬けにしてしまうと大きな損失をかぶる可能性があるからです。

長期トレードでも経験をつむことにより、通貨ごとに損切りラインを調整したり、
状況を見ながら幅を狭めていったりできるようになります。


まとめ

失敗しない損切りの目安は、
自分の取引スタイルに合ったルールを作り上げることと、
ルールは必ず守る、という二点から考えることが大切です。


はじめは上に記述したやり方でやってみて、
徐々に自分に最もあったルールを考えていくと良いです。


FXでは、どんなに上級者の方でも予想が外れることはよくあります。

初心者の方との大きな違いは、そんなときの損切りがうまく、
勝ち分をより多くのこせている点です。


どうしても結果的に負けてしまうという方は、まず損切りを徹底して行い、
守りを固め、大きな利益を逃さず取れるよう心がけてみてください。

多くの人がFX取引で負けるパターン(原因)を分析する

FXで負けないための方法


負けパターンを分析してみる

①ずっと揉み合いだったのに、ポジションを持つと急にレンジを抜けてしまう。


②上昇トレンドに移行したのを確認した後にエントリーしたのに、
ポジションを持った瞬間に下がりだす。


③移動平均線で反転したのでエントリーしたら、すぐに再度反転してしまった。


④抵抗線をブレイクしたので順張りしたら、その途端反転してしまった。


⑤テクニカル的にあらゆる角度から分析しても買いポイントのはずなのに、
買った途端に逆方向へ動いてしまう。


⑥トレンドラインをブレイクしたので順張りしたら、急に反転した。

 

FX初心者が負ける5つの理由

1.ポイントまで待てない

2.負けスタートの取引

3.取引中に寝てしまう

4.悩み事がある

5.熱くなりやすい


初心者のトレーダーが負ける4つの理由

1.情報を疑わない

2.積み重なった手数料

3.投資家の心理を利用される

4.低資金ではじめる


FXトレードで負けないための考え方を理解する


負けを小さくしてくれる損切り(ロスカット)の重要性

損切りしないのは絶対にダメ、損が拡大するだけ。ズルズルしないスパっと切る。

FXは負け上手が勝ち上手

FXの負け方の典型的なパターンは、「コツコツドカンの損大利小型」
極端な話では9勝1敗でも収支はマイナスというのが最悪なパターン。
反対に勝っている人は1勝9敗でもプラスにしている人もいる。

ロスカットが重要!

ロスカットして取引を終えなければならないときにどう対応するかが、
トータルの成績を決める鍵となる。

FX取引で利用できる組み合わせ注文
(If DoneとOCO、IFDOCOの例)について説明する。


FXトレード負けないための考え方
「手法なんてオーソドックスな事をしてればいい」

常に初心に戻すため口座資金を当初の状態に戻す事にした。
そうする事により、メンタル維持が私の場合はしやすくなった。


初期の状態でのトレードはエントリーする場面でも、
そんなに1回のトレードに執着する事なく10回やれば
3回か4回勝てばそれで良いぐらいの気持ちでトレードする事ができる。


始めは必ず原資割れから始まるのが当たり前と考えて
エントリーしているので何故か勝ちやすい事が多くなった。


負けないFX売買方法を知る

1日で負けなくなるFXトレード法

スキャルピングをやる初級者がほぼ勝てないのは経費の比率が高すぎるから。
多くの人は勝つことにばかりに目が行ってるので、
意外と経費を下げるということを考えていない。

リスクリワードを固定することで最大損失をスプ負けに抑え、
スプレッドコストの比率を下げることで、経費負けを防いでいく。

 

負けないFXの売買方法

①退場しない

②損切りして大きく資産を減らさない

③負けないことによって結果的に勝つ


まず、資金量に比して大きすぎるポジションをとらない。

次に、ここぞという位置でポジションをとり、
思った方向に動いたらさっさと利益を確定する。

NY時間ってこんな感じですよ、みなさん!

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NY時間というのはアメリカのニューヨーク市場が開いている時間を指します。
具体的に言えば、日本時間でいう22時~翌7時までですね!


ニューヨーク市場というのは世界最大の市場であり、
日本から見れば1日の終わりの市場とも言える市場になります。


ニューヨーク市場が閉まると、次のオセアニア市場が始まり、
FXの世界でも1日の始まりといった形になります。

 

サマータイムに注意!

サマータイム制を導入しているので、夏と冬で市場の時間が変わってきます。
先程書いた22時~翌7時は冬時間になります。

夏時間は、1時間早まるので21時~翌6時ですね!
ちなみに、夏時間が適用されるのは、
3月第2週目の月曜~11月第1日曜日になります。


夏時間になるとアメリカの指標発表の時間も
1時間前倒しになるので注意が必要です。

サマータイムは、FX業者からもアナウンスされると思いますが、
覚えておいて損はないことですから、覚えておきましょう!


NY時間の相場傾向

値動きが激しい

世界最大の市場というだけあって、とにかく動く!
値動きが1番活発になる時間といえます。
とはいえ、値動きが活発なのは、アメリカ時間で午前の間。
日本時間では、日が変わって翌2時ごろから徐々に落ち着き始めます。

経済指標の影響が強い

世界の基軸通貨であるドルの大元である
アメリカの経済指標は、多くの通貨に影響を与えます。
NY時間では、多くのアメリカの経済指標が発表されるため、
指標からくる動きも多く見られます。

 

特に、毎月第一金曜日に発表される『雇用統計』は、
全ての通貨が大きく動くと言っても過言ではありません!

 

ちなみに、日本時間で夏時間は21:30、
冬時間は22:30に雇用統計が発表されます。

NY時間にトレードをするときには、
経済指標や要人発言にも注意が必要になります。

 

そもそもオプション取引とは?

少しだけオプション取引について触れてみます!
オプション取引というのは
「○時にある為替レートをつけると利益がでる・損失をする!」といった投資です。

 

そのレートをつけると利益が出る人達と
そのレートをつけると損失がでる人達が、
為替を買ったり売ったりすることで、
何とか自分が利益が出るよう為替を動かそうとしちゃうんですね。

 

となんか怪しいことを言っていますが、
例えば、ドルを沢山買えばドルの価値が上がるためドル高に、
ドルを沢山売ればドルの価値が下がるためドル安になりますよね。

 

ということは、ドル高になると利益がでるオプションを持っている人は
ドルを買いますし、ドル高になると
損失が出るオプションを持っている人はドルを売ります。

 

結局、買うか売るかで為替レートを動かそうという人が
たくさんいると大きな値動きになる!になるのかなと。

 

オプションカットとは?

オプションカットというのは、
先程の「○時にある為替レートをつけると利益がでる・損失をする!」
という言葉の○時にあたる部分です。

 

ニューヨーク市場でのオプションカットの時間は
日本時間だと0時(夏時間は23時)になります。

 

この時間になると、先程の為替レートを動かそうとする動きが強まるので、
値動きが非常に活発になったり、予想できない動きになったりするのです。
オプションカットの時間に取引するときも注意して下さいね!