地上デジタル放送:完全移行 店へ窓口へ殺到 対応遅れ、チューナー完売
被災三県を置き去りにした時点で対応間違っているのでは?
【地上デジタル放送:完全移行 店へ窓口へ殺到 対応遅れ、チューナー完売(毎日2011年7月25日)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110725ddm041040118000c.html
地上デジタル放送(地デジ)に完全移行した24日、10万世帯前後と見られた地デジ未対応世帯から相談が殺到した。中には、役所に設けられた臨時相談コーナーで、チューナーを受け取り安堵(あんど)する住民の姿も見られた。一方、経済的な事情からチューナーも購入できず、携帯電話のワンセグを頼りにする世帯も。今後、テレビを見られない世帯をどのように救済するか、課題も残されている。
東京都葛飾区役所の1階に設けられた地デジ臨時相談コーナーには、準備が間に合わなかった住民が訪れた。
「生活に余裕がないので高いテレビは買えない。ずっと使ってきたブラウン管テレビにチューナーを付けようと思っていたが、昨日どの店を探しても在庫切れだった」という同区の会社員男性(63)は、相談コーナーでチューナーを一時的に借りることができ、安心した様子。「台風情報とかニュースが映らないと困ると思っていた。アナログ放送で何も不便は感じていなかったが、時代の流れなら仕方ない」とあきらめ顔だった。
チューナーを取り付けて準備していたが地デジが映らなかったという同区の自営業、長谷川和正さん(73)は「機械の扱いは苦手。説明書を見てもよく分からないので相談に来た」と語った。
墨田区役所を訪れた同区の無職の男性(67)は正午にテレビが映らなくなったのを確認し、住民税非課税世帯などに無償給付されるチューナーを受け取るため窓口に。「アナログ放送終了は知っていたが、現実感がなく、きょうまで来てしまった」と話していた。
一方、家電量販店は地デジ対応のテレビを求める客で混雑した。
東京・渋谷のヤマダ電機LABI渋谷店でも、開店直後からテレビ売り場に客が詰めかけた。世田谷区の会社員男性(51)は「なかなか踏ん切りがつかなかったが、正午のアナログ放送終了を見て買いにきた」と32型の薄型テレビを車に積み込んだ。
量販店が集中する東京・秋葉原でも各店が相談窓口を設置するなど対応に追われた。価格の安い地デジ対応チューナーも人気で、一部の店では売り切れに。足立区の自営業男性(64)は「周囲にはアンテナを買い替える余裕のない高齢者世帯もあり、正午以降、テレビが見られなくなって困り果てている知り合いも多い。完全移行をもっと遅らせることはできなかったのか」と話した。】
個人的には、昨日の正午のアナログ番組画面が切り替わる瞬間を記録して、ユースト中継しようと待ち構えていました。
ところが、普通に正午のニュースが映り、どうなったの?と思って、チャンネルをつぎつぎ変えても、どこもそのまま映っていました。唯一、KBS京都だけが、アナログ放送終了の画面になっていましたので、写真を撮ったものの、無意味に終ったユーストは急いで削除、よくわからないまま、とりあえずツィートしたりしました。
その後、同じような書き込みを見て、ケーブルのHPを確認すると、なるほど、デジアナ変換とやらで、2015年まではそのまま見れるのだとか。
当面は、アナログチャンネルで視聴できるようで、それはありがたいけど、2015年ですか、そのころにはもはや地デ移行のことなど忘れていそうな気が。それで、突然映らなくなって苦情電話をかけている自分の姿が思い浮かびます。
いずれにしても、「大きな混乱なし」という報道は、ちょっとどうかと思います。そもそも、全国一斉ではなく、被災3県を置き去りにした時点で、対応が間違っていると思います。
それに、駆け込みでテレビやチューナーを買いに走る人が続出するというのは、十分混乱しているのでは? やっぱり、突然映らなくなって問い合わせの電話が来るということも、今回の移行が、ドタバタ劇になったことの証拠でしょう。むしろ、混乱はこれから起きるような気がします。そういう実際に困った事態を、どこも報道しないのかもしれませんが。

【地上デジタル放送:完全移行 店へ窓口へ殺到 対応遅れ、チューナー完売(毎日2011年7月25日)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110725ddm041040118000c.html
地上デジタル放送(地デジ)に完全移行した24日、10万世帯前後と見られた地デジ未対応世帯から相談が殺到した。中には、役所に設けられた臨時相談コーナーで、チューナーを受け取り安堵(あんど)する住民の姿も見られた。一方、経済的な事情からチューナーも購入できず、携帯電話のワンセグを頼りにする世帯も。今後、テレビを見られない世帯をどのように救済するか、課題も残されている。
東京都葛飾区役所の1階に設けられた地デジ臨時相談コーナーには、準備が間に合わなかった住民が訪れた。
「生活に余裕がないので高いテレビは買えない。ずっと使ってきたブラウン管テレビにチューナーを付けようと思っていたが、昨日どの店を探しても在庫切れだった」という同区の会社員男性(63)は、相談コーナーでチューナーを一時的に借りることができ、安心した様子。「台風情報とかニュースが映らないと困ると思っていた。アナログ放送で何も不便は感じていなかったが、時代の流れなら仕方ない」とあきらめ顔だった。
チューナーを取り付けて準備していたが地デジが映らなかったという同区の自営業、長谷川和正さん(73)は「機械の扱いは苦手。説明書を見てもよく分からないので相談に来た」と語った。
墨田区役所を訪れた同区の無職の男性(67)は正午にテレビが映らなくなったのを確認し、住民税非課税世帯などに無償給付されるチューナーを受け取るため窓口に。「アナログ放送終了は知っていたが、現実感がなく、きょうまで来てしまった」と話していた。
一方、家電量販店は地デジ対応のテレビを求める客で混雑した。
東京・渋谷のヤマダ電機LABI渋谷店でも、開店直後からテレビ売り場に客が詰めかけた。世田谷区の会社員男性(51)は「なかなか踏ん切りがつかなかったが、正午のアナログ放送終了を見て買いにきた」と32型の薄型テレビを車に積み込んだ。
量販店が集中する東京・秋葉原でも各店が相談窓口を設置するなど対応に追われた。価格の安い地デジ対応チューナーも人気で、一部の店では売り切れに。足立区の自営業男性(64)は「周囲にはアンテナを買い替える余裕のない高齢者世帯もあり、正午以降、テレビが見られなくなって困り果てている知り合いも多い。完全移行をもっと遅らせることはできなかったのか」と話した。】
個人的には、昨日の正午のアナログ番組画面が切り替わる瞬間を記録して、ユースト中継しようと待ち構えていました。
ところが、普通に正午のニュースが映り、どうなったの?と思って、チャンネルをつぎつぎ変えても、どこもそのまま映っていました。唯一、KBS京都だけが、アナログ放送終了の画面になっていましたので、写真を撮ったものの、無意味に終ったユーストは急いで削除、よくわからないまま、とりあえずツィートしたりしました。
その後、同じような書き込みを見て、ケーブルのHPを確認すると、なるほど、デジアナ変換とやらで、2015年まではそのまま見れるのだとか。
当面は、アナログチャンネルで視聴できるようで、それはありがたいけど、2015年ですか、そのころにはもはや地デ移行のことなど忘れていそうな気が。それで、突然映らなくなって苦情電話をかけている自分の姿が思い浮かびます。
いずれにしても、「大きな混乱なし」という報道は、ちょっとどうかと思います。そもそも、全国一斉ではなく、被災3県を置き去りにした時点で、対応が間違っていると思います。
それに、駆け込みでテレビやチューナーを買いに走る人が続出するというのは、十分混乱しているのでは? やっぱり、突然映らなくなって問い合わせの電話が来るということも、今回の移行が、ドタバタ劇になったことの証拠でしょう。むしろ、混乱はこれから起きるような気がします。そういう実際に困った事態を、どこも報道しないのかもしれませんが。
