こんにちは。奈良田隆です。
今回は中国の「四川ジャイアントパンダ保護区群」について書いていこうと思います。

 



ジャイアントパンダ保護区は、四川省の邛崍山脈と夾金山脈を挟んだ7つの自然保護区および9つの自然公園から構成されています。
2006年に世界遺産に登録されました。

中国と言えばジャイアントパンダですが、絶滅危惧種に指定されています。
そんな貴重なパンダを保護すべく、生息地である先述の地域、合わせて約9,200平方キロメートルが世界遺産に登録されました。
東京都が4個すっぽり入る広さです。

この区域内には、パンダの3割以上のおよそ500頭が生息しているそう。
また、世界で唯一のパンダ研究所「ジャイアントパンダ保護研究センター」があります。

また、このエリアは動植物の多様性に富んでおり、パンダのほかにも、レッサーパンダ、ウンピョウ、ユキヒョウなど絶滅危惧種を含む542の動物、5,000~6,000種の植物が生息しています。

成都ジャイアントパンダ繁育研究基地は、保護区群の中でも特に観光客から人気のあるスポットです。
40頭あまりのジャイアントパンダのほか、レッサーパンダが飼育されているそう。

施設では、パンダとツーショット写真を撮れたり、1日飼育員体験など、パンダと触れられる機会もあります。
博物館もあるので、パンダの歴史や危機的な状況を知ることができるでしょう。

雅安碧峰峡ジャイアントパンダ研究基地もおすすめの場所の1つです。
保護区群の中でも規模の大きな施設で、80頭程のパンダが保護されています。

成都パンダ基地と比べて、より自然に近い環境で育てられているのが特徴で、高い木に登っている姿などが見られます。
ここでもパンダと写真が撮れますが、とても高価なのだとか。
しかしそのお金が研究費用に回るため、寄付と思って撮るのもいいかもしれませんね。

保護区群に行く際は、パンダへの配慮を第一に考えるようにしましょう。
パンダは音に敏感なため、大きな声や鋭い声を出さないようにしてください。
パンダの赤ちゃんは光に非常に敏感なため、写真を撮る際フラッシュは禁止です。
また、勝手に食べ物を与えてもいけません。
ルールを守りながら、可愛いパンダに癒されてください。

パンダと触れ合える機会はそうそうないので、四川省に行ったらぜひ寄りたい場所ですね。