こんにちは。奈良田隆です。
今回はメキシコ「プエブラ歴史地区」について書いていきたいと思います。

 



プエブラ歴史地区のあるプエブラは、メキシコ中央部に位置するメキシコ第4の都市です。
1987年に世界遺産に登録されました。

この地区はほかの街と異なり、スペイン統治時代にスペインが1から作り上げた街なのだとか。
その歴史が色濃く残っており、スペイン統治時代にタイムスリップできます。

当時、スペイン人によってこの地には陶器にうってつけの土があることがわかり、イスラム様式を取り入れたスペインの陶器「タラベラ」の生産が現在でも行われています。
食器やタイルなどが有名で、教会や住まいなどに使われており、色とりどりの世界遺産の街を彩っています。

プエブラ歴史地区は、スペイン統治時代に数多くの教会が建てられました。
色彩豊かなもの、石造りの荘厳なもの、タラベラタイルが施されたものなど、種類は様々。

セント・ドミンゴ教会はプエブラの中でも一際目立つ、鮮やかなえんじ色の外壁にホワイトの装飾が美しい教会です。
ロサリオ礼拝堂の内装の豪華さには目を見張るものがあります。

祭壇も素晴らしく、床から天井まで、黄金の装飾の中に人間と同じ位の大きさの像が20体ほど並んでいるそう。
かなりスケールが大きそうですね。

また、街並みの見どころの1つです。
スペインの要素がふんだんに取り入れられた、均整の取れた都市となっているそう。
街の散策が、この世界遺産を一番満喫できるでしょう。

カラフルなスペインのコロニアル様式の家や教会が建ち並び、まさにタイムスリップしたような気分を味わえます。
砂糖菓子の家と呼ばれる博物館は必見とのこと。古代文化や古美術品が所蔵されているそうです。

エル・パリアンマーケットではたくさんのタラベラ陶器を扱っているので、お土産はここで買うといいでしょう。
マグカップなどお気に入りの一品を見つけてみてください。

ソカロという広場は街の中心地にあります。
大道芸などで賑わう広場の近くには、カテドラルがそびえ立っています。

カテドラルはスペイン人宣教師によって建てられましたが、高い鐘楼の上にベルを設置する作業が困難だったそうです。
しかし、そこに天使が現れ、ベルを取り付けてくれたのだとか…
そのため、プエブラは「天使の街」と称されるようになりました。
なかなかの伝承ですね。

カテドラルは夜にはライトアップされるので、幻想的な雰囲気を味わえるでしょう。