こんにちは。奈良田隆です。
今回はイスラエルの「死海」について調べてみました。

 



死海は、中東にある塩湖で西側はイスラエル、東側はヨルダンと接しています。
湖の面積はおよそ600㎢で、1960年代から比べると400㎢ほど縮小しているのだとか。

高い塩分濃度が特徴で、約30%あります。
年間の雨の量が極めて少なく、夏は32~39℃、冬でも20~23℃と気温が高いそう。
湖水の蒸発量が水分供給量を上回っているため、塩分濃度が高いようです。

海水は約3%なので、およそ10倍も濃いということ。
そのためほとんどの生き物は生息できず、それが「死海」という名前の由来だといいます。

塩分濃度が高くなると湖水の比重と浮力が大きくなるため、浮き輪なしでも人の体がぷかぷかと浮かびます。
死海に入って沈むことは難しく、「湖面に浮かんで本が読める湖」として有名です。

イスラエルの人々にとって死海はとても身近な存在で、よく家族で出かける場所なのだとか。
シンプルにのんびり過ごす人もいれば、皮膚炎やリウマチを癒すためという人もいるそう。
オフシーズンのアスリートが療養に訪れることもあるようです。

死海は地上で最も標高が低い海抜(マイナス423m)にあるため、世界中のどこよりも酸素濃度が高く、頭がすっきりクリアになるのだとか。
また、蒸発した水分がフィルターになって紫外線もほとんど届きません。
日焼けを気にせず水着でのんびりできるのは嬉しいですね。

さらに、死海には臭素が含まれ、この成分には精神安定作用があるそう。
ぷかぷかと浮かぶだけでなく、様々な理由から心身ともにリラックスして過ごせそうですね。

海の約10倍の塩分濃度だと先ほど紹介しましたが、海水の主成分が「塩化ナトリウム」なのに対して、死海の主成分は「塩化マグネシウム」だといいます。
そのためお肌にやさしく、赤ちゃんが触れても平気なのだとか。

死海の水はとろりとした手触りで、64種類の天然ミネラルが溶け込んでいるそう。まるで、天然の美容オイルのようですね。
また、水だけでなく沿岸の泥もお肌にいいらしく、天然の泥パックがタダでできます。

一年中観光は楽しめるそうですが、夏は日差しが強く、冬は気温が低いため、ベストシーズンは春か秋とのこと。

死海に行ったら、独特の浮遊感を味わったあと、天然泥パックを楽しんでみてはいかがでしょうか。
岸辺でのんびり過ごしたあと、死海に飛び込んで泥を洗い流してまたぷかぷかと浮かぶ…とてもリラックスした時を過ごせそうです。