こんにちは。奈良田隆です。
今回は中華人民共和国のウイグル自治区「カシュガル」について書きます。


 
カシュガルはタクラマカン砂漠の西端にあるオアシス都市。天山山脈の麓あり、標高1200メートルの場所にあります。この町の人口120万人の内、8割がウイグル族などの少数民族。そのため、昔ながらの建物や伝統的な暮らしが残り続けているようです。



気候区分としては、砂漠気候に当てはまります。一年を通して乾燥しており、夏季になると30度を超えることもあるのだとか。
気温は高いですが、湿度が低いため日陰に入れば、涼をとれそうです。ただし、日差しは強いため、熱射病や脱水症状には気を付けましょう。水分補給をこまめにすることが大切です。



砂漠気候は日中と夜の寒暖差が激しいため、調整しやすい服装にすると良いかもしれません。長袖のパーカーなどがあれば、モスク観光にも便利だと思います。



この町はイスラームの拠点都市として発展してきました。農作に適した土地であったこと、
中央アジア・インド・中国などからの交通路が交わる場所だったためシルクロード貿易が行われていた時には、要所とされていました。現在では、国家歴史文化名城として指定されているようです。



カシュガルでは、イスラーム文化を感じられます。
エイティガールモスク、かつての統治者アバク・ホジャ一族の墓など、歴史を感じられる名所があります。更に、地元のバザールも見どころのひとつ。特に、ウパール村で毎週月曜日に行われる「月曜バザール」は、観光客も気軽に立ち寄れるのだとか。

ムスリム文化でポピュラーなスカーフや日用品なども販売しているようなので、カシュガルの現地の暮らしを垣間見れるかもしれません。



更に、雄大な自然もこの場所の特徴なのだとか。
郊外に行けば、カラクリ湖などの観光スポットがあります。
深さ30メートル、広さは10平方キロメートルとかなり大きな湖のようです。

 

 


周りには、宿泊施設や飲食店があります。ボート遊びや食事を楽しめます。因みに、カシュガルを訪れる観光客で多いのが、1位は隣国パキスタンからの観光客で、その次が日本人なのだとか。



以上のように、カシュガルでは様々な民族の伝統やイスラーム文化が味わえる町です。
機会があれば、一度訪れてみてはいかがでしょうか。