どうもこんばんは。

前回は…

消去法で1次圧縮抜けが不始動の原因と判断し、クランクサイドのオイルシールを交換するためにはケースを割らなければならないという事が判明したところで終わったと思います。

いつまでもエンジン掛かんないんじゃあ仕方がありませんからね、開けてみましたよクランクケース。
 
 

1次圧縮抜けについていろいろと調べておりますと【センターシールが抜けている場合はギヤオイルに燃料が混入しガソリン臭い】なる情報アリ。
抜き取ったギヤオイルからほのかに香るガソリン臭…こりゃあセンターシールもダメっぽいなと。
 
 

エンジン降ろすんで、せっかく組み込んだTKRJを取り外します。

熱の入ったピストンピンのクリップは再使用しない方がよいと聞きますが、クリップ単品で部品出ませんので再使用となります。

ちょっと掛けただけだから大丈夫かな。

 

 


 ↑フライホイールを押さえる工具を買いました。

 

 


先日のプーラーと言い、部品以外にも出費が嵩みますが仕方がありませんね。

外すのは何とかなったとしても組み付けの時に無いとトルク掛けられませんものね。

リーズナブルなお値段である事が救いです(笑)

 

 


このへんのギヤを留めているナットもホルダーが無いと緩めるのに苦労しただろうなと。
プーリーホルダー、買ってヨカッタ。
 
 

当初はこんなにバラすつもりは無かったんですけどね…。
クランクシャフトを摘出しました。
 
 

なんか破片が…。
金属ですがゴムっぽい物体が付着しております。
 
 

摘出したクランクシャフトですが。
ウゲゲッ。
 
 

ご覧のとおり、センターシールが見事に粉砕していました。
これじゃ何やってもエンジン掛かりませんよね(笑)
でも原因が判ってヨカッタです。
 
 

15年くらい前、SUGOで600と張り合ってコンロッド折っちゃって(笑)
で買ったバイク屋さんでオーバーホールしてもらった時に交換した純正新品のクランクシャフトなんですよ。
それから約12000キロ走行、ほいで2019年からずっと寝てたバイク。
ひさしぶりに叩き起こしたので機嫌を損ねてしまったものと解釈します。
 
 

今日もまた割り引きの刺し身。
コイツを肴にラビリンスシールについて考察しようと思います。