「人間を超えるAI」

 

昨日(7/6)の日本経済新聞夕刊に、次の記事が載っていた。

 

 

記事によると、人間の知能を超えるAIが生まれた際に安全にコントロールするための研究を始めるらしい。チャットGPTの公開以降、人間より賢いAIが生まれる可能性はぐっと高まった。「スーパーインテリジェンス」と呼ばれるそうだ。このようなスーパーAIを、人間がうまく管理出来るのだろうか? それともうまく管理されるのだろうか・・・?

 

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手塚治虫のライフワーク「火の鳥」を思い出した。僕が幼いころ、若かりしころに夢中に読んだ本だ。現代、過去、未来を行き来しながら進む壮大な物語である。

 

手塚治虫「火の鳥(1954~1988)」

(未来編)

 

 

手塚治虫公式webサイトです

 

 

一部引用と僕なりの解釈です。

地上は死の世界となっていた人類は、地下に都市を作り生活していた。5つのメガポリスに分かれ、それぞれの都市では「巨大コンピューター」が全てを取り仕切り、全てにおいて人類に指示(命令)を出し、人類はそれに従っていた。

 

巨大コンピューター「ハレルヤ」は、敵対する都市に対して核攻撃をするように人類に命令し、核ボタンが押されると、2つの都市(ハレルヤの都市と敵対する都市)は同時に、一瞬で壊滅した。大都市は全部で5つあったが、5つとも壊滅した。

 

いろんな解釈があるが、僕は敢えて次のように理解している。

 

人間の知能を超える5つの巨大コンピューター(AI スーパーインテリジェンス)は、同時に同じことを考えて同時に同じことを実行した。一瞬で全てが壊滅した。

 

上記Webに書かれているように、手塚治虫さんの途方もない想像力と筆力にあらためて畏敬の念を覚えました。

 

 

「仲良くしましょうね」

 

「けんかはダメですよ」

 

「そうそう 仲よくね」

 

「えっ?」

「・・・」