認知症初期 「点と線」
妻(認知症初期)の調子の良い時と悪い時について、思いつくままに書きます。個人的な印象なので、一般的な説ではありません。
【会話について】
(調子の良い時)
・普通の会話ができる
・記憶は概ね正しい
・言葉と言葉が繋がっている
・会話が線で繋がっている
(調子の悪い時)
・会話が繋がらない
・正しくない記憶が出てくる
・言葉と言葉が繋がらない
・言葉は点である(線にはならない)
【物忘れについて】
(調子の良い時)
・忘れる頻度が低い
・忘れた記憶を思い出すことがある
・忘れたと自覚して次の会話へ移る
(調子の悪い時)
・忘れる頻度が高い
・急に忘れることがある(迷子など)
・思い出しても記憶は戻らない
・白紙の状態で次の会話が始まる
【記憶について:表現】
・記憶が「薄れる」ことはあまりない
・記憶が「消える」ことは多々ある
・「記憶が飛ぶ」が近い表現
【おまけ】
(記憶がぶっ飛ぶと・・)
・急にここはどこ?になる(迷子を誘発)
・今何をしているか?が分からなくなる(程度が大きいと極度の不安、プチパニックになる場合がある)
実際には、調子の良い時、悪い時、その中間が、まだら模様に混在している日常生活です。
物忘れや失敗で焦って、
見ている僕が慌てたり、
ひとり静かに落ち込んだりすることもありますが、
時には誰かの力を借りて
時には誰かと手を取り合って
時には誰かにしがみついて
吉田拓郎 「今日までそして明日から」
少し元気が出て、
笑顔になって、
前向きに頑張ろうとしています。
大谷翔平ロスは影響なさそうです。
テレビにおめでとう、って言ってます。
それ以上は何も言いません。
僕も何も聞きません。
お読みいただきありがとうございました。