ヒルデガルドの預言…反キリストについて

10日くらい前にロザリオの十字軍の方から聖ヒルデガルドについての情報がもたらされました。14,5年以上前に、反キリストについての聖ヒルデガルドの記事(*1)を読んだ記憶がうっすらとありました。下はその情報についてのメールです。個人情報はカットしています。聖ヒルデガルドは12世紀の人(1098-1179)です。


「…ドイツ人の予言者で聖ヒルデガルトという人がいます。反キリストと、いい教皇様と悪い教皇様のことを予言しています。…聖ヒルデガルトの医学の本はでています。修道院を作った人で修道院長もしていたみたいです。私が…にいたときにドイツ人で聖ヒルデガルトの医学の本をもっていた修道士さんで私が…の病気があったころはパワーストーンの石と薬草をくださいました。…の病気がマリア様から癒された時はその修道士さんにパワーストーンの石と薬草の薬をかえしました。...」

興味深かかったので、さっそく関連本を2冊購入し、昨日届きました。「中世思想原典集成」と「大預言」です。下に転載記事の一部を載せます。(2014年10月15日)
転載:



『「滅びの子、狂気の殺戮者は終わりの時代に臨み、地球がその軌道を外れるときに到来する。この欺瞞者の母親は男たちと汚れた密通を重ね、どの男の精子により孕んだかもわからぬ滅びの子を宿す」

 反キリストは、イスラエル12部族のひとつ「ダン族」から生まれるという。彼は幼少から魔術を教育され、成人するとキリストに似た宗教的天分と奇跡の力を発揮し、「ユダヤ人の救世主」として、世界に迎え入れられるらしい。

「彼は、地を動かし、山を崩し、河を干上がらせ、雷と雹を起こし、森から緑を奪い、再び緑を森に戻す。健康な者を病にし、病める者を健康にし、悪霊を祓い、ときに死者を起こす。自分を剣で刺し殺し、復活の日まできれいな布にくるんでおくよう信者に命じ、殺されたと思わせて復活を演出する」

 この反キリストには強力なバックアップが現れるという。「偽法王」(*2)だ。

「彼はイスラム教からの改宗者で、 枢機卿に昇りつめる。そして、選出されたばかりの新法王を暗殺し(*3)、自分を法王に選出させるだろう。彼は、キリスト教徒の3分の2を味方に引き入れる」

 さらに予言はこう続く。

「彼は、各国首脳、軍部、大財閥を配下に入れ、彼を信じぬ者を滅ぼし、全世界を従える。彼の刻印は地獄の洗礼。人はそれによって、反キリストと悪魔の使徒の判を押され、サタンの力に自分を譲り渡す。この刻印を持たぬ者はだれであれ、売ることも買うこともできず首をはねられる。そのころエルサレムには、キリスト者の血が川のように流れるだろう」

 偽法王と反キリストの結託。それによって、数億のキリスト教徒と全世界の金融とメディアを動かすユダヤ人が「獣」の支配下に入れられてしまうという。政治、経済、軍事力、あらゆるシステムが彼らの手中に落ち、人類は「この刻印を持たぬ者は売ることも、買うこともできなくなるほど」彼らによって、完全に支配されてしまうというのだ。

「キリスト者」に象徴される、反キリストに反対する人々が抵抗を試みるものの、ことごとく弾圧され「首をはねられてしまう」。獣の完全な支配の前には、むなしいあがきにすぎないのである。
 なんと恐ろしい予言だろう。もしかしたら、こうした事態は、もう進行しているのかもしれない。
 さて、完全な支配をはたし、地上最高の権力を握った時点で、反キリストは自分を「神」と宣言。最後の奇跡を試みるが、そこには意外な結末が待っているという
「昇天の計画は、精巧な装置を巧みに操縦することによって準備された。その出来事が起こる瞬間、耐えがたい悪臭を放つ雲が発生する。昇天の瞬間に落雷が彼を襲い、打ち殺す。この事件を通して多くの人が正気に戻ることだろう」』

転載終了