昭和9年函館大火から80年 | いただきます!はこだて

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北海道・函館市を中心に、周辺の町のことや
時には海を越えて青森地方の観光情報や地域の話題など紹介します。

こんにちは、
函館まちあるきガイドの土田尚史です。

3月21日
春分の日です!
が、函館市内は昨日から湿った雪が降り雪の結晶
まだまだ春は先なのかなあと思わせる空模様でした。

そして、風が強く吹いています!


そうです。
3月21日は函館にとって忘れてはならない日なんです。


「函館大火」です。


今から80年前の
1934(昭和9)年3月21日
午後6時53分に、とある住宅からあがった火が、
今日のような強風にのって燃え広がり、街中が火の海となり。
当時の函館市内の約1/3近くを燃やしたといわれております。

函館はこうした大火が何度もあり、そこから復興していったのです。






街の中心部にある緑化地帯(グリーンベルト)は、
大火をきっかけに考えられた街区整備の一つであります。







函館市内で見かける「黄色い消火栓」

独特の色と形をしているこの黄色い消火栓も、
昭和9年の函館大火の後に、
函館からアメリカへ消防技術を視察に行った際に見つけ、
函館の街の消火栓として取り入れられたとのことです。


他にも大火後に建設された学校として、函館市立的場中学校があったり、
函館市内の街路樹として植えられているナナカマドの木も、
火災が多かった函館ならではの街路樹ともいえますね。
(ナナカマド・・・七回釜に入れても燃えにくいということからつけられた名前とも)



災害からの復興
先日「東日本大震災から3年」という話題がありましたが、
街の歴史やできごとは、きちんと伝え、、
多くの皆さんに知ってもらえるようにしたいものですね

そして、これをきっかけに函館の街に関心を持ってほしいなあと思います。


ヘバ、ナイスデイ!!
(Have a nice day!!)


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