君と歩く 月の夜に

いつもの川の道を

少しはなれて

俺は遠くを見ていた


冬の風が頬に触れて

灯りが揺れて見えた

夜は更けて行く

俺達おいて


永久にそうさ 消えないだろう

かまわず 時よ 俺達 連れて行けよ


君と歩く 月の夜に

湿った川の匂い

夜は更けて行く

俺達おいて


君を そっと 抱きしめたくなる

流れ行け 時よ 俺達おいて行け


君が笑う 話ながら

今日の月のように

夜は更けて行く

俺達おいて