風の強い日 雲が流れてく

乾いた通りに ほこりが舞ってる

足を止めて ふり返ればそこに

長い影が 腰をおろしてる


なんて平和な一日さ

しばらく ここで眠らせてよ


丘に登って 見渡していると

ざわめいた町並 まるで噓のようさ

きっとみんな 自分だけの場所を

守ることに 夢中なんだろう


このまま時に 身をまかせて

すこし ひとりで いさせてよ


すべてが まぼろしだなんて

つぶやいて みただけさ


風が強い日 雲が流れてく

手をのばせば 届きそうな空に

鳥の群れが 遠ざかってく


耳をすましているから

やさしい唄 聞かせてよ