
横浜市の大倉山記念館に通ずるものが感じられた。

特に中庭が最高で雨の中、何時間でもいる事が出来た。

この建物を見にわざわざ行ったと言っても過言ではないが、やはり来て良かったと思った。

正方形なのだろうか。不思議な回廊である。

そしてその回廊には座り心地の良い椅子がある。疲れていたせいか、何時間でも座っていられた。

アルハンブラ宮殿も思い起こさせてくれたが、少しスケールが小さいような気がした。だけど、そのこじんまり感がかえってとてもいい雰囲気を出していた。

角館と言えば、やっぱり武家屋敷。こちらも武家屋敷としてはスケールが小さいが、雨に濡れて情緒が増していた。

駅から途中の道には、これまた時代遅れな建物が並んでいた。

最後は駅前。本降りの雨と風。旅には適さないが、どんよりとした空が何とも言えない郷愁をかもし出していた。

この日は、とにかく一日中雨で、撮影が本当に大変だった。機材はずぶ濡れ、自分もずぶ濡れ。ぬぐってもぬぐっても降り続けるので、最後は濡れたまま撮影していた。こんな日は珍しいと思ったが、そう言えば函館では猛吹雪で遭難しそうになったなあと思い出して笑ってしまった。