面接にも願書にもつながる質問に「成長を感じた出来事は?」という質問があります。

「勉強に粘り強く取り組めるようになった」
「人前で行儀良くできるようになった」

そのような答えをしていた私ですが、小学校受験のプロセス(ペーパー学習や面接対策)の延長を想像させる「成長」はアピールポイントでは無いと気づきました。

以下に小学校受験における「成長」を考える上で大切なポイントと「成長」を促す体験の具体例についてお伝えします。

◼️「公共の場」での体験
大切なのは、家族や親族の中での体験ではなく、外の世界における体験です。

「弟に優しく、おもちゃ分け与えて仲良く遊べるようになった」
「おばあちゃんに「いつもありがとう」と感謝の気持ちを伝えた」

私たち親にとっては、日常生活の中で、嬉しく成長を感じた事なのですが、小学校からすれば、内輪のエピソードに過ぎません。

様々な価値観や性格を持った子供達との学校生活において、成長の可能性を感じられるのはやはり、家庭の外における経験や体験なのです。

◼️「他人との関わり」において
もうひとつ、大切なのは、「他人との関わり」です。

「懸命に練習して縄跳びを○○回跳べるよになった」
「毎日お花に水やりをした」

粘り強さや継続性も成長を感じる事ですが、それは個人で頑張った事で、他人との関わりが見えません。

「他人との関わり」の中で見せた成長、これが二つ目のポイントなのだと思います。

◼️おすすめの「成長」を促す体験
それでは、普段の生活の中でどのような体験を促すと良いのでしょうか。以下におすすめの例をお伝えします。(あくまでも私がひねり出し、実践した私案です。。笑)

・電車で席を譲る体験
自分より小さな子供(ほぼ赤ちゃんですね。笑)が近寄ってきた時、席を譲らせてみました。大概、子供を持つお母様、お父様は優しく誉めてくれます。

おじいさん、おばあさんだと「あなたのような小さな子に…」と笑いながら固辞される方も多いですが、譲るという行動が取れたという意味で大きな一歩になります。

・ドアを開けて相手を先に通す体験
デパートやスーパー等で手で開け閉めする出入口があれば、先に開けて相手を通すというものです。

これも、大概大人には誉めてもらえるので、促しているうちに自然に身に付きます。

・エレベーターを開けて相手を先に通す体験
大概の子供たちは、エレベーターのボタンを押して、相手を先に通すのが好きです。ナゼでしょう? 笑 これも自然に身に付きました。

・忘れ物・落とし物を届ける体験
子供は「あ、何か落ちてる」という事に大きな興味を持ちます。それを「何だろ?」という気持ちで終わらせるだけでなく「忘れた人・落とした人が困っているかも。届けておこう。」という相手を思いやる気持ちを育てる機会にしてはいかがでしょう。

自分一人で管理人に「落ちてました」と言って届けさせて「良いことをした」と誇らしく思う経験につながると思います。

現在小学一年生の娘は、落とし物や拾い物を見つけると「落とした人、困っているだろうな…」等とブツブツ呟きながら(笑)、必ず届けるようになりました。

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以上、ほんの一例ですが、生活の中で「外の世界」と「他人との関わり」を意識して体験させられる事は多くあります。

最初は親が仕向ける「やらせ」と言われても仕方ありませんが(笑)、積み重なり、自信が付き本人の自発的な体験に繋がります。

そうすれば、面接や願書につながる具体的やエピソードが生まれてくるに違いありません。

公共のルールについて、書籍で共感できるなと思うのは以下です。「“ありがとう” “ごめんなさい”を大切に」、「ものを渡すときはていねいに」とか「ひとがずるをしていても真似しない」や「おみせのしょうひんをベタベタさわらない」なんていうメッセージも。笑

子供達に伝えたいことが詰まっています。


子供への愛情をたっぷり感じるあたたかい絵本です。


  

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