「なぜ女子校を選んだのですか?」

面接で良く聞かれる質問なので、その対策としてはもちろんですが、お子さんの人間形成を左右する女子校という教育環境について、一度向き合って考えても良いと思います。

以下、私立女子小学校受験に取り組む中で考えた女子校の良さです。ご参考にしていただければ幸いです

◼️自立心・リーダーシップが育つ
女子校で学ぶことの一番の意義は、他人に頼らずに自主的に物事を解決する力が身に付く事だと思います。

文化祭で大道具を作って運ぶのも、体育祭で応援団長を務めるのも、林間学校で火を炊いて釜戸を作るのも、男の子に頼らずに全て自分達でやるのです。

そんな女性が社会人になった時、難しい課題にぶつかって悩んだり、またコピー機が壊れた時にだって(笑)、他人や男性社員に頼らずに、自分でなんとか解決しようと行動を起こすのは、むしろ女子校出身の女性なのではないでしょうか。

自分達でやれないことはないという経験は、自立心、リーダーシップにつながるのだと思います。

◼️その子の良さが純粋に評価される
私は、地元の公立小学校に通っていました。今思い返せば、ある意味残酷な世界があったように思います。

容姿が良い女の子が、男の子から人気があり、そこから生まれる見えないヒエラルキーがあったように思うのです。どんなに勉強ができても、運動ができても、容姿が関わってきてしまう世界が合ったように思うのです。

一方、女子校の中では容姿によって評価される事が少ないのではないでしょうか。

小学校女子校に初めて訪問し、文化祭等を観察した時に感じたのは、ダンスや英語劇、周りを気遣える優しさなど、その子本来の性質や特徴が純粋に評価されている世界観です。(もちろん容姿もひとつの特徴なのでしょうが。)

容姿とは別の能力で評価される女子校の世界は魅力があると思います。そこで、のびのび過ごし、自分を知り、磨いてから社会に飛び出すことも悪くない選択だと思えるのです。


◼️女性にあった教育システム
私には、息子もいますし、自分をひるがえって考えると、女の子はやはり大人になるスピードが男に比べて早いです。

その心身の成長に合わせた、磨かれた教育プログラムが受けられるのは女子校の良さだと思います。

◼️一生のメンター・人脈が得られる
社会人になり、家庭を持てば、仕事の悩みや家庭の悩みは尽きません。

それら、喜びや葛藤に共感し、アドバイスをもらえる同級生、上級生、先生が得られるのは何にも代えがたい財産にはなるのではないでしょうか。

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「女性が社会で果たす役割は増すばかりなのだから、同性だけの集団で学ぶことは時代に則さない」という意見はもちろん理解できます。

一方で、女子校ならではの良さは確かに存在すると考えます。学校生活においてその特徴を活かした経験をたくさん積み、豊かな人間に育ってくれる事を願ってやみません。

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たかし