小学校受験で頼れる問題集とは?
実際に使った経験から、お薦めしたい問題集をご紹介します。
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合格への戦略は第一志望をぶらさないこと(以下、過去エントリーより)。それを前提にご紹介しています。
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1.幼児教室「ジャック」と「こぐま会」の学校別模試、学校別講座の教材
参考書ではないので、いきなり出鼻をくじくかもしれませんが、良く分析され、各学校入試の最新の傾向がつまった集大成が、学校別模試の問題や学校別講座の教材です。これらをぜひ活かしきってください。
模試結果の順位に一喜一憂して、せっかくの問題をダンボールの奥にしまっていませんか? 回答を消しゴムで消して、コピーをとり、何度でも繰り返し、解ける様にして下さい。お子さんの得意不得意の傾向をつかんで、弱点補強の対策につなげる事もお忘れなく。
また、模試結果について解説されたフィードバック文章は宝の山です。最近の傾向、試験本番の特徴(何色のクーピー/鉛筆を何本使う? 用紙の大きさは? 訂正の仕方は?など)等が書かれていることがあるので、しっかり読み込んで、試験本番の様子をつかんでください。そして、普段の勉強から本番同様の環境を準備して取り組むと良いのではないでしょうか。
幼児教室では、ジャックならびにこぐま会が大変良く研究された良問が模試や講座に反映されていると感じます。ジャックもこぐま会も、模試や講座を取るのが難しいですが、申し込み開始となる時間をしっかりチェックして、時間前にはWebブラウザを開いてマウスに手を置き、時間と同時に予約ボタンをポチリと押しましょう。
私立女子校の仕上げには必須です。良問揃いで、こぐま会の直前講座でも実際使われた問題が収録されていました。繰り返して、完璧にするとペーパー対策が仕上がります。娘の最後の急激な追い上げを支えてくれた(過去エントリー参照)一冊です。
3.ひとりでとっくんシリーズ(こぐま会)
年中~年長夏までの基礎力全体を上げる時期には「ひとりでとっくん365日シリーズ」が素晴らしいと思います。
分野においても、難易度においても網羅性があるので、日々の勉強の軸として、親としても安心して取り組めます。
一方、ひとりでとっくん100シリーズという単元別学習のためのペーパー教材もあります。学校別模試、学校別講座、個人教室で弱点の単元を見つけ、それをピンポイントで強化するために使いました。
例えば、娘のじょんぴーは、運筆(綺麗な直線や曲線を描く鉛筆のコントロールと筆圧)が得意ではありませんでした。そのため、ひとりでとっくん(こぐま会) 点図形シリーズを勉強の最後に入れて毎日練習しました。実際の試験でも試験が終わりに近づく、疲れた頃に運筆系が出題されるという傾向を踏まえての勉強方法です。
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まとめ
私立女子小学校受験の教材は
・ジャックとこぐま会の学校別模試、ならびに学校別講座の教材
・こぐま会の市販教材
の2点で間違いありません。
以下が、教材を使ったペーパー対策の戦略概要です。
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■年中秋~年長夏(6月)
・ひとりでとっくん365日をペースメーカーに
・ジャック&こぐま会の学校別模試を逃さず受ける
・ジャック&こぐま会の学校別講座を年長の春、夏に受ける
■年長夏(7月)~試験直前(10月)
・学校別の過去問とっくん(こぐま会)を繰り返し、完璧に
・ジャック&こぐま会の学校別模試、学校別講座の教材を繰り返し完璧に
・合格のための新傾向問題対策40問(こぐま会)で新傾向もフォロー
■通年
・ひとりでとっくん分野別で弱点を強化
・ひとりでとっくん運筆系を毎日コツコツ (点図形、図形模写、線の模写など)
・常識を理科的知識をスキマ時間で(主要校で出題された「常識問題」(こぐま会))
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ちなみに我が家は、幼児教室にはジャックやこぐま会等大手ではなく、個人教室に通っていました。幼児教室のプログラムにより、使用する教材は異なると思います。また、市販されない幼児教室会員だけに配布される教材にも優れたものは多くあります。
上記はあくまで教材選びのご参考として、皆様でアレンジしていただければと思います。
