プロデューサーにも非常識発想が求められている | 元もじぴったんプロデューサーの生の知恵ブログ

プロデューサーにも非常識発想が求められている

ゲーム業界でモノが売れて行かなくなった原因の一つはゲームにアイデアと、それを産み出すクリエイティブが足りないからだ、という話をしました。


僕は同時にゲームプロデュースにも非常識な発想、クリエイティブが求められているのに、足りていないと感じます。
ゲーム自体に魅力がなければ売れないのは当然ですが、仮にそのゲームに新しいアイデアと魅力があったとしても、プロデュースがダメなら売れないのです。もちろん予算をたっぷりかければ沢山の広告をして売る事ができるかもしれませんが、普通は考えつかないようなアイデアで、お金をかけなくても商品の魅力を届けるべき人に届ける、という事がプロデューサーには必要とされます。

コンシューマーゲームですら、国内で1年に1000本程度のタイトルが発売されています。普通の売り方をしていても、商品は売れていかないのです。

あえてコンシューマーゲームで例をあげますが、ゲームのリリースをうって、ゲーム雑誌に掲載して、ホームページ作って、見たかどうかよく分からない程度のTVCMをして(するだけましな場合が最近は多いですが)、タイトルと絵だけ描いてあるパッケージを出して、発売後数週間たったら、もう何もしない。そんなのが普通になってます。

あたりまえかもしれませんが、ゲームプロデューサーには非常識発想、クリエイティブな能力が必要とされています。同時に冷静な分析能力も必要で、それらを組み合わせて他に無い戦略を持たなければどんなにいい商品でも簡単には売れないのです。

残念ながらこの業界に、そういう能力を発揮できるプロデューサーは多く育っていません。

僕自身もまだ勉強、経験ともに足りませんが、今までの経験を活かして今後プロデューサーとなる人に役立つ知恵を提供できたらよいと思っています。

教える事は学ぶ事ですしね。