7月28日から8月7日まで、八王子市の長池公園自然館において、鉄道展が開かれました。もう、29回目の開催と、長い間継続して活動されていることは、関係者のご尽力の賜物と思われます。
そもそも、この地域のシンボルとなっている「長池見附橋」が新宿区四谷の地で75年間使われてきた四谷見附橋を移設再建したことが御縁で、そうした鉄道模型建築の遺構を研究、保存しようと活動が始められたそうです。
企画展の内容は、見附橋移設復元の経緯や設計に関するパネル展示、鉄道写真の展示、鉄道模(Nゲージ、HOゲージ、Zゲージの展示・運転です。
企画展を共催する「ぽんぽこ鉄道クラブ」の運営に携わっている友人から、上記の日程で開催されていることを知らされました。
私にとっては今回が2回目になるのですが、最終日の7日に小さなキャリーバッグに車両を詰められるだけ詰めて持参しました。
現地への行き方はいくつかバスルートがあるのですが、私は京王相模原線の京王堀之内駅からのバス便を使いました。
(JR南武線で稲田堤駅を降りて、300メートル以上離れた京王稲田堤駅まで徒歩。JR駅は橋上駅工事が行われていて、両駅の位置関係は固定化の模様です。上:南武線、下:京王相模原線)
バス停を降りると、辺りは緑豊かで、よく整備された雑木林が広がっています。
会場の長池公園自然館は、まるで奥日光のビジターセンターにでも来たような自然との調和の取れた心安らぐ施設です。
(見附橋と長池公園自然館)
夏休みということもあり、平日ですが近くにお住まいの方が親子連れで会場を訪問し楽しまれていました。
電動貨車に引かれた貨車は全てアルモデルのキットを組み立てたもの。ここから、積荷をどうするかで真価を問われると思います。こうしたことの知識とセンスを磨かねば…。
模型も、展示・運転という趣旨もと、主催者として、実物の鉄道や模型の構造などを見学者にわかってよらえるよう、車両の特徴や運転線区なとを解説したボードを飾ったり、子どもからの質問に答えたりしていて、普通の運転会とはすこし趣きに違いがあります。
私もスタッフから「ビジター」の名札をいただき、持参してきた模型を動かさせていただきました。
一般受けしない車種なので、子どもの反応はいかがかと思いましたが、付添の大人が「昔の貨物列車だよ」とフォローされ、それはそれでよかったかなと思います。楽しいひとときを過ごされれば何よりですね。
(やはり、動画にはかてません。)
次回の鉄道展の開催については、今年末から年始にかけて実施したいというスタッフの意向をお聞きしました。
見学は誰でもOKだそうですので、興味のある方は自然館のホームページ等で情報を確認し訪問されてはいかがでしょうか。