コラフ1という車両を考えた理由、塗装のこと | 模工少年の心

コラ1形は、支線区へのコンテナ輸送の拡大に備えて1962年(昭和37年)度にチラ1形として55両が製作されました。(1965年(昭和40年)のコンテナ車制定に伴う称号改正でコラ1 形と改称)

 

そのコラ1形を改造したコラフ1形。

車掌室の付いたコラフ1などというコンテナ貨車は、実際には存在しません。

 

そのような模型車両を作ろうと思った切っ掛けは、EF66形電気機関車のショーティーモデルであるエンドウのED66の引っ張る列車を1編成揃

えたいと思ったことにあります。

とうや様から、それならばコラ1が並んだコンテナ列車がいいのでは、というコメントをいただき、まさに、自分も同じことを考えていたので、背中を押された気がしました。

 

そして、コンテナ列車の最後尾を飾るのは、やはり車掌車付きの緩急車でなければ、ということで、コキフ50000に倣ってあやしげな2軸の貨車を作ることにしたのです。

 

コキフ50000は、5t.12フィートコンテナ(C20コンテナなど)1個分のスペースを車掌室にあてています。

ところが、コラ1に載せられているコンテナは5t、11フィートで、コラフ1の車掌室は、コキフ50000よりもコンテナ1個分の長さ、1フィート(30.48cm)小さくなっています。

さらにデッキ部の張り出しもありますので、車体全長も延長しています。 

 

全長が決まったところで、窓のサイズは、コキフ50000を参考に、バランスをとって適当に割振ました。

 

そのような次第で作り始めたコラフ1ですが、キマロキ様からは、ローカル線の貨物列車の編成につなげたら似合いそうではないか、というコメントをお寄せいただきました。

それもありかなと思えてきて、列車編成の用途が広がりました。

 

まるで、パラレルワールド(parallel world)のようですが、コラ1 .コラフ1編成の列車は、ED66が活躍するショーティーの世界では、軸受等の改良がなされ、東海道、山陽本線を時速90kmで走行しています。

 

一方、80分の1の世界では、ローカル線の貨物輸送需要が持ち直し、車掌車を1両増結するよりも列車換算状有利ということで、配置された各地で重宝がられているようです。


2月23日祝日、東京の天気は、風が強かったですが、本日も昨日から続く春のようなポカポカと暖かく、過ごしやすい天気になりました。

 

まあ、この間ずっと陽気に浮かれて空想に浸っていたわけではなくて、製作もほぼ順調に進み、完成も近づいてきました。

 

ボディーの塗装も視野に入ってきたので、昨日は、夕方、横浜駅西口のヨドバシカメラに行き、ラッカー等を購入してきました。

 

コラ1は、コキ50000と同じく、ボディーの色は、赤3号という国鉄指定色です。

 

赤3号はジェイズからそのままの名称のスプレー缶が発売されていて、鉄道模型を扱うお店で購入することができるのですが、容量が大きく、その分お値段も高いです。

そのため、できたら類似色のMr.カラーのレッドブラウンブラウンを使おうと思いました。

 

ただ近頃は、クレオスMr.カラーの塗料を扱うプラモ関係の模型店が減ってしまい、気がついたら家の近くにはどこにも無いという状況になっていました。

 

ネットで買うしかありませんので、調べたところヨドバシカメラ横浜店に在庫あり、「30分以内に用意できる」ということだったので、直接来店して購入することにしました。

 

(レッドブラウンスプレー缶と一緒に、綿棒、エポキシ樹脂接着剤を買って来ました。)

レッドブラウンは、赤みが足りないようです。パソコンの画面では、いい感じだったのですが。

むしろ、G29 艦底色の方が良かったかもしれません。

真鍮板片に塗って見本にしましたが、このままでは採用できません…。

 

横浜駅には、相鉄側の南口は、たまに利用していますが、西口に降り立ったのは久しぶりでした。

長い期間、工事中だった駅ビルの改装工事があと一息で完成というところまで出来ていて、美しく変身した姿が見られました。

こういうときには、知らぬ間に、月日が流れていることを実感するものです。

 

コラフ1の製作状況は、近々ブログにアップしたいと思っています。