今月のはじめには、各所から今年の流行語大賞が発表がされましたが、私の推していた言葉は、残念ながら選外でした。
たしかに、コロナ禍で、人と直接対面して会話をしたり、集会をもったりすることが出来ず、オンライン、リモートなどと、ICTを使って代替する方法が大いに推奨され、実践されました。
また、おうち〇〇であるとか、巣ごもりであるとかも、多数の票を集めたようです。
それにより、コロナに強いられての対応ではあるけれど、今まで気づかなかった良い点も見つけられたと思います。
しかし、料理はデリバリーではなく、料理屋さんで対面で出してくれた作り立ての方が勝るし、会議だって、フェイストウフェイスが基本です。
なんでもかでも「コロナ前には戻れない」ということではないと思います。
そうした中、今年流行った言葉の中でこれから先も覚えておきたいのは、「手作りマスク」の精神です。
マスクが市場に無い、となったら、「とにかく、代替できる材料で、自分で作ろうよ!」という精神は、ものづくりで頑張っていこうと考えているこの国では、心構えとしてとても大切なことと思います。
緊急事態宣言が出ていた頃、テレビに鈴木福君と年少の少女が出演しているテレビ番組で、針と糸がなければ、スカーフを上手に巻けば「マスクの代わりになる!」と紹介していました。
この光景が忘れられません。
また、春先くらいまで、欧米では、マスクで感染は防げないとも言われていました。
「手作りマスク」にこそ、流行語大賞をあげたいと思います。
(いたたきものの手作りマスク(女性用))
とは言え、私自身は、実はハンカチとゴム紐の材料を買い込み、手作りマスクを試作しましたが、知人から頂いたものと出来があまりに違うので、量産化はやめてしまいました。(不器用なのです)
さて、そもそも、「模工少年の心」というこのブログは、鉄道模型を手作りする過程を楽しみたい、ということから始めました。
スマホやパソコンで鉄道模型を操作する(あまり気乗りしませんが)ところまでならまだしも、バーチャル運転会だとか、バーチャル模型コレクションには、とてもついていけません。
鉄道模型は、車両を手に持ったときのカチッとした冷たく重い感覚がいいのです。
けっして、バーチャルでは楽しめません。
5月から、2台のEF61を作ってきて、なかなか製作が進まず、年内完成を目指してきました。
なんとか、組み立てまでは、年内に達成できそうです。
ただ、塗装は、天候に大きく左右されることもあり、完成は、急がないことにしました。
(パンタは載せてあるだけです)
完成した姿を、いつかお見せできたらと思っています。