模工少年の心

今日は、9月23日、秋分の日です。さすがに、日中の気温も25°Cと、秋らしい過ごしやすい陽気になりました。


数日前に、ガラス戸棚の中に飾ってあったカツミのダイヤモンドシリーズのC59を眺めていて、動輪周りがスカスカであることが気になりました。


ブレーキシューが付いていないのが、その理由です。


さっそくアダチのパーツを買ってきて取り付けてみたところ、その効果は抜群です。


もう少し動輪に近づけて取り付けた方がよかったのですが、接触しないようにという気持ちが過ぎてしまい、この位置になりましたが、いかがでしょうか?


ブレーキシューの取付には、2mm幅、0.4mm厚の真鍮帯板に、23.75mm間隔で1.2mmのタップでネジを切り、シューを取り付けた帯板を動輪押さえ板にゴム系ポンドで接着するという方法に依りました。


こうした方法にしたのは、ダイキャストの動輪押さえ板にネジを切ることは出来ず、ブレーキシューを直接動輪押さえ板に接着するのも強度の点で心もとない気がしたからです。




(2mmの帯板はあり合わせの半端材です。片方だけネジの締まりが悪く、シューがグラグラ動いてしまいましたので、ブレーキシューと帯板は、瞬間接着剤を流して固定してしまいました。)


加工ついでに、砂箱蓋をエコーモデルの別パーツを接着、前面端梁にエアホースを取付、キャブの窓にセルロイドをゴム系接着剤で取り付けました。

(元のドームを円形に膨らませて表現されていたものをヤスリでフラットに削ってエコーのパーツを取り付けます。)


これだけの加工で、また一段といいモデルに進化したと思います。


使用したパーツは、安達の国鉄C型機用ブレーキシュー(No.0138)、エコーモデルの砂箱蓋(No.1082)、エコーモデルのエアーホース(No.3603)と窓セル少々です。 


同じメーカーのカツミ、SLシリーズのC6215と並べて記念撮影をしました。

C62の方は、半艶消し塗装で、落ち着いた鈍く光る美しい仕上がりです。

また、高級モデルの証しの空気作用管が付いています。


空気作用管は自分でも取り付けしたことがありますが、この機は自分で付けたものではありません。

前オーナーが付けられた品を中古購入したものです。

自分にも、このくらいの腕前があったらいいのですが…。


C59を手で持ち上げると、やけに軽く感じます。そして、逆にテンダーの方は重く感じます。

比較のため、C59とC62の重量をキッチンスケールで測ってみました。


C59は、本体355g、テンダー192g。

C62は、本体523g、テンダー120gでした。


現状、特段走行に問題がありませんので、当面はこのままで行きます。

しかし自分の感覚としては 、C59のボディーには、もっとウェイトを積み込んだ方がよく、テンダーは両機の中間の150gぐらいがちょうど良いように思います。