口頭の世界から記録の世界へ変わる中で、重要なのは、幕府や藩内で「掛合」で取り交わされる文書。

 

実はこれら文書は、口頭から記録への移行の間にいて、しかもコニュニケーションツールとして重要な役割を果たしております。

 

近世の文書社会論を考える上で、この手の文書を検討いてみる必要があるでしょう。

 

多くは、内閣文庫の御用留類に写されています。