・古文書中の「ニ」を片仮名の「ニ」とするか、漢字の「二」から来た変体仮名として、「に」とするか…(私は前者)
・「ハ」を片仮名の「ハ」と読むか、漢字の「八」から来た変体仮名として、「は」と読むか。(私は前者)
・意外だったのは、他大出身の方と古文書を読んでいたとき、書状中で話題を変えるときに使う「然者」は「しからば」と読んでいた事例に接した(私の読みは「しかれば」。「しからば」と読むのは、「そうであるなら」という意味を示すために使っている場合)
・同様に「被成」を「ならる」と読んでいて意外だった。(私の読みは「なさる」。これは国文学の方からも援護を得ました)
などなど。みなさん「商人」は「あきんど、あきうど」とか「高直」を「たかね」と読みますか?「こうじき」と読みますか?というのとは、全く別次元の議論。これは古文書解読を受けてきた系統の違いに由来するものなのでしょうかね。