土佐の一部の庄屋(東では名主といったりしますね)は、担当地替えを命じられ、それにともない居住地を移動します。ある庄屋は生涯に6つぐらく村を移動します。
イメージとしては幕府代官や熊本藩の惣庄屋(村々連合を統括する職)みたいな感じですかね。皆が皆、移動するわけではないのですが、一般的に庄屋や名主は、世襲制であれ、年番制であれ、先祖相伝の土地に居住するのが、普通のイメージなのですが。
そう考えると、庄屋が移動するというのは、かなり珍しいのではないでしょうか。移動の際には、一家皆移動。まさに転勤族ですね。
同様な事例を知ってる方、いらっしゃいますか。ちなみに土佐には地域を統括する大庄屋(熊本藩でいう惣庄屋)もおります。その両者の関係も気になるところです。
以外に研究がないんですよ。恰好の藩社会研究の素材でありながら。