1.、山内家の書状を読んでいると、近世の江戸時代初期のものに

 

「酒盗(しゅとう)」

 

という言葉が出てきます。

 

言うまでもなく、我々が大好きな、鰹の腸を和えた酒のつまみ。国許より江戸藩邸に送ったりしていたようです。

 

ちなみに、Wikipediaの「酒盗」の項では、「正徳2年(1712年)頃の出版とされる百科事典、和漢三才図会にすでに酒盗という名称がみられる。」と記述していますが、山内家の書状での記述は、これより相当、遡ることになります。

 

なお、現代、高知で食べる酒盗は味が一味違いますよ( ^∀^)

 

2.、同じく、江戸時代初期の書状を読んでいると、山内家から将軍への、特に貴重な献上物は、

 

「鯨の糞」!

 

もちろん、糞ではなくて、鯨の結石で、それは「龍涎香」、つまりお香になるわけですね。(下記のURLからご確認を)

 

http://29kei.com/money/%E9%BE%8D%E6%B6%8E%E9%A6%99%E3%81%AE%E8%A6%8B%E3%81%A4%E3%81%91%E6%96%B9%EF%BC%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%B2%B8%E3%81%A7%E3%82%82%E8%A6%8B%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%82%8B%E5%8F%AF%E8%83%BD/

 

 

 

古文書を読んでいると、本当に様々な発見がありますよ。