16年前の今日、あの阪神淡路大震災が起こりました。


当時、私は奈良に住んでおり、朝早くに激しく揺れて一旦は起きたものの、そこまでの地震とは思わず、もう一度寝なおしたのでした。


朝起きて、ニュースを見たときの衝撃は忘れられません。燃え盛る街並み。崩れ落ちた高速道路。


これが今の日本?と思い、にわかには信じられませんでした。


16年前は、都市ガス会社に勤めていたので、急いで出社しました。社内も分断されたライフラインの復旧で戦争状態になりました。


すぐに私は、上司に神戸の復旧隊への参加の希望を申し伝えました。


1週間後、分断された陸地ルートではなく、南港から船で、神戸のポートアイランドへ降り立ちました。


傾いたマンション、崩れ落ちた住宅、凸凹にうねった道。


ガスはもちろん、水道も分断されていました。


そこから、10日間はほぼ徹夜で、風呂なしでガスの復旧のために働き続けました。


その後、4週間休みなし、睡眠時間平均2時間の生活でした。


ほぼ極限状態で働き続けたので、4週間後、一旦家に帰った後は、18時間眠り続けました。


しかし、この時の経験があったので、今は何があっても受け止められる強い心を持つことができました。


また、社会に貢献することの素晴らしさを学ぶことができました。


しかし、亡くなった方、被災した方のことを思うと、もう2度と起こってもらいたくありません。


自然災害なので、どうすることもできませんが、できる限りの対策をして、災害を最小限に抑えなければなりません。


亡くなった方のご冥福を改めてお祈りいたします。

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