たまには体育人として。


世界柔道の開催地、ブダペストに向かう経由地ヘルシンキの空港で書いています。

全日本の選手団を万全の体制で迎え入れる目的で、いろいろ整備するために数日早く現地入りします。

世界中の猛者と戦って勝利を勝ち取るのは本当にすごい事ですよね。外人の筋肉や闘争心は本当にやばいですからねショック!

その日本の誇りたる選手や監督にたいして、こうして裏方として貢献させていただけるなんてとてもありがたい事です。これは「支えるスポーツ」ですね。

世界選手権やオリンピックをみると、日本人は世界でもやれるんだ!という勇気や誇りをもらえますよね。

選手たちは、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆というお休みは全て合宿で、厳しい練習で刀を磨き続けてやっと世界の舞台にたどり着きます。

一日をいかに大切に過ごすか。ここが普通の人とは大きく違う部分なのかなと感じます。濃い人生になりますよね。

そんな代表選手たちには最大級の敬意をもちたいと、いつも思います。


一方、ボディビルでは、私は一人の選手として、また大学ボディビルの指導者として活動しています。

柔道、ボディビルを通して「するスポーツ」、「支えるスポーツ」を身を以て体験し続けているわけです。

またメディアの活動を通して「観るスポーツ」の規模、影響力の大きさを感じます。

いろんな人がいなければ、現代社会のスポーツはもはや成り立たないんだという事を実感します。

スポーツの中で、このように少し視野を広げれば、周りの方々への感謝の気持ちが芽生えてくるはずです。芽生えてこない人は、支援も少ないでしょうし、チャンピオンにはなれないかもしれません。もしなっても愛されるチャンピオンにはならないですよね。そんな人も残念ながら見てきました。

こんな経験からも、私のチームでは人間力を磨いてもらって、些細な事でも当たり前だと思わずに感謝できる心を育んでもらいたいなと考えるわけです。

たまには体育人として真面目に書きました。

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筋肉と心のメモ
「人間力を鍛えたければ脚を追い込め。脚の筋肉⇄心肺機能⇄精神力・人間力は連動する。」