上野駅。
不思議な駅だと思う。
上野発の夜行列車降りた時から~🎵
という歌があるけど、
そんなチョッと物悲しい雰囲気は少しづつ過去へ追いやられ、
しかし…
そのエリアを外れれば、
屈んで通らなければならないほど低いはりがあったり、今でも部品があるのだろうかと思う程レトロなあれこれに、何となく親しみを感じる。
やっぱり上野駅はこうでなくちゃ!というのは、
他所者の無責任で勝手な意見だけど、
こうやって段々何処もかしこも同じになっていくのは、どうなんだろう。
そりゃあ、新しく綺麗に変身した方がいいに決まってる。
舞台の公演で各地を訪ねると、
駅前に関して言えば、中々その土地らしさが感じられにくくなってきているのがとても残念。
まず目に入るのは、
日本全国お馴染みのコンビニ、消費者金融、居酒屋、学習塾の看板の…色、ロゴ、佇まい。
変わっていくモノ。
変わらずに遺さなければならないもの。
あの日から70年。
入江崇史