大前研一さんは、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。
大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。
凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。
サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1
目次
[イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
きつい仕事を厭わない
第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?
第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件
第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ
[エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある
第3章[実践編]「中年総合力」を身につける
マッキンゼーが考えている理想的なコンサルタントの姿とは、
6年目まで生き残った20%の人間が、頼まれれば明日から
でも社長をやれるぐらいの総合的なスキルを身につけることだ。
逆にいえば「何はともあれ最後は社長、または社長の補佐」
という目標を立てたとすると、マッキンゼーのグリッド*に
なると思う。なぜなら、前述したように、マッキンゼー出身の
社長が現に山ほどいるからだ。マッキンゼーのグリッド通りに
成長すれば、経営コンサルタントとして世界中で通用する
ようになり、社長もできるというレベルにまで到達するわけだ。
* 「入社後◯年目にはこういう人間になっていないと
いけない」という目標を細かく定め、その物差しに
沿って厳しくトレーニングする。その物差しを
マッキンゼーは「グリッド(格子)」と呼んでいる。
(今日の名言 35 482)
ご存じのように、大前さんはマッキンゼー・ジャパンの社長
ばかりか、マッキンゼー・アンド・カンパニー、つまり米本社
の常務を歴任した人物です。
そして、現在では経営コンサルタントだけではなく、経営者
やビジネスマンのためのビジネススクールの学長など、
八面六臂の活躍をされています。
ですから、大前さんは自ら体現したことをそのまま率直に
述べているのです。
マッキンゼーに関連した話としまして、マッキンゼーを築き
上げた男といわれているマービン・バウアー氏の著書
『マッキンゼー 経営の本質』(ダイヤモンド社刊)を手に
とっていただきたいと思います。
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