『サラリーマン再起動マニュアル』(35) 新・大前研一名言集(182) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『サラリーマン再起動マニュアル』(35)


大前研一さんは、私にとってメンターでもあり、
グールー(思想的指導者)の存在でもあります。


大前さんの著作を読んでいつも感じるのは、
物事の本質を捉えるずば抜けた能力です。


凡人である私は大前さんの足元にも及びませんが、
不断の努力を怠らず、一歩でも彼に近づきたい、
と思っています。




サラリーマン再起動マニュアル
2008年10月4日 初版第1刷発行 小学館
ISBN978-4-09-379454-1
 







目次
 [イントロダクション]志のあるサラリーマンは、
            きつい仕事を厭わない

 第1章[現状認識]なぜ今「再起動」が必要か?

 第2章[基礎編]「再起動」のための準備運動

 第3章[実践編]「中年総合力」を身につける

 第4章[事業分析編]“新大陸エクセレントカンパニー”の条件

 第5章[メディア編]「ウェブ2.0」時代のシー・チェンジ

 [エピローグ]新大陸の“メシの種”はここにある




第3章[実践編]「中年総合力」を身につける



 
 マッキンゼーが考えている理想的なコンサルタントの姿とは、

 6年目まで生き残った20%の人間が、頼まれれば明日から

 でも社長をやれるぐらいの総合的なスキルを身につけることだ。

 逆にいえば「何はともあれ最後は社長、または社長の補佐」

 という目標を立てたとすると、マッキンゼーのグリッド*に

 なると思う。なぜなら、前述したように、マッキンゼー出身の

 社長が現に山ほどいるからだ。マッキンゼーのグリッド通りに

 成長すれば、経営コンサルタントとして世界中で通用する

 ようになり、社長もできるというレベルにまで到達するわけだ。
 


  * 「入社後◯年目にはこういう人間になっていないと
    いけない」という目標を細かく定め、その物差しに
    沿って厳しくトレーニングする。その物差しを
    マッキンゼーは「グリッド(格子)」と呼んでいる。


                      (今日の名言 35  482)




ご存じのように、大前さんはマッキンゼー・ジャパンの社長
ばかりか、マッキンゼー・アンド・カンパニー、つまり米本社
の常務を歴任した人物です。


そして、現在では経営コンサルタントだけではなく、経営者
やビジネスマンのためのビジネススクールの学長など、
八面六臂の活躍をされています。


ですから、大前さんは自ら体現したことをそのまま率直に
述べているのです。


マッキンゼーに関連した話としまして、マッキンゼーを築き
上げた男といわれているマービン・バウアー氏の著書
『マッキンゼー 経営の本質』(ダイヤモンド社刊)を手に
とっていただきたいと思います。









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