『即戦力の磨き方』(26) 新・大前研一名言集(137) | 藤巻隆(ふじまき・たかし)オフィシャルブログ

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『即戦力の磨き方』(26)





大前研一さんのような「世界に通用する傑出した人物」は、
日本にも世界にもあまりいません。


私は大前さんの足元にも及ばないちっぽけな存在ですが、
そんな小さな私でも、世の中で役に立ちたいと熱望して
います。


年齢は関係ないと思っています。


やろうとする意思と一歩踏み出す行動力ではないか、
と考えます。


その2つに付け加えるならば正しい方向性でしょうか。


これはなかなか定めるのが難しい。
自分で正しいと判断しても、必ずしもそれが正しい針路
をとっているかどうか確かめることが困難だからです。


メンター(師匠)がそばにいれば、たとえ間違った方向へ
進んだとしても、謙虚な気持ちで従うならば修正は可能
でしょうが。


私にとってのグル(精神的指導者)は大前研一さんです。
もちろん、大前さんがそんなことを知る由もありませんが。


以前、大前さんの下で働いていた学生の方
(今では社会人として働いていることでしょう)
からメールを頂いたことがあります。


そのメールの中で、身近で見た大前さんの気さくで、
ユーモアあふれる人柄に触れたことを伝えてくれました。





 「今後5年間に自社が直面しそうな問題」を

 あらかじめ予測し、その対策を考えておくこと。

 それと同時に、即戦力として必要な力をつけて

 おくこと。語学力、財務力、問題解決力の

 「三種の神器」や、ディスカッションする力は、

 もちろんそのなかに含まれる。
 


             今日の名言 1 〈415〉




 最悪なのは、自分で夢をもって起業するわけでもなく、

 会社がすべてと思い込んでひたすら会社にしがみつく

 しか能がないサラリーマンだ。

 いくら会社のために身を粉にして働いているといっても、

 40歳を過ぎてまだ頭角を現さないなら、その人が今後

 今の会社で、突然ブレイクする可能性はほとんどない。

 そういう人は、「会社人間としての自分は失敗だった」

 といい加減認めて、定年後の第二の人生にかけたほう

 がいい。
 


             今日の名言 2 〈416)




 別にそれは悪いことではない。会社人間で失敗しても、

 死ぬときに「よかった」といえればいいのだ。

 そういうふうに自分の軸足を、会社から人生に置き換え

 てみると、どういうライフワークが自分にとって理想

 なのかが見えてくる。
 

      
             今日の名言 3 〈417)





ある意味において、諦観(あきらめ)が必要だ、
と大前さんは説いています。


自分の人生を振り返り、「良かった」と思えるか、
あるいは「ダメだった」となるかは、人それぞれです。


会社における自分の将来の姿が見えてきたら、
自分を棚卸ししてみることをお勧めします。


経理的にお話しますと、前期からの繰越商品と仕入高、
そしてそのうちどれだけ売れたかは、下記の式で
表されます。

期首商品棚卸高+当期純仕入高-期末商品棚卸高=
売上原価


この式を書き換えると、

期首商品棚卸高+当期純仕入高-売上原価=期末商品
棚卸高

となります。


問題は、期末商品棚卸高の中身です。
「長期不良在庫=死に筋商品、死蔵品」
が必ず含まれています。


この長期不良在庫を期末で処理できないと、
次期繰越になってしまいます。
誰も責任を取りたくないので、延々と続いて
いきます。


見切りをつけて廃棄処分(損切り)することが
大切です。


同様に、自分を棚卸ししてみると、
「長期不良在庫」
が必ず、見つかります。


本人としてはなかなか認めたくありませんが、
時代が変わり、役に立たなくなった知識や技術は、
思い切って捨てる決断が必要です。


新たな気持ちで、他のことにチャレンジして
みませんか? 


そのほうがどれだけ有意義であるか論を待ち
ません。


『日経ビジネス』(2014.09.08 号)は、
「『敗軍』の法則 なぜ、リーダーは失敗を
 繰り返すのか」
というテーマで特集しています。


その中で、経営者が陥る5つの「罠」として、
「暴走」
「執着」
「隠蔽」
「忘却」
「慢心」
を挙げています。


これらはリーダーが陥りやすい「罠」ですが、
一個人でも当てはまる事柄です。


この5つに共通する点は、人間の心の問題、
人間の性(さが)とも言えるものです。


何事も度が過ぎれば、メリットもデメリットに
転換してしまいます。


日経ビジネスの特集記事(72)
「敗軍」の法則 なぜ、リーダーは失敗を繰り返すのか(2)

をご覧ください。


大前さん流に言えば、一旦、オールクリアにして、
リブート(再起動)する勇気を持つことが重要だ、
と思います。




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