『質問する力』(初版 2003年3月1日 文藝春秋)は、
<人生をより良く生きるための武器である「質問する力」>
を多数の具体例を挙げて詳述した本です。
今日の名言 1 〈175〉心配なのは、思考力などの能力が低下
しているように感じることです。世界のIQ
オリンピックでも、年ごとに順位が落ちています。
この日本人学生の学力の低さは、やはり教授たち
の力も含めた日本の大学のレベルの低さを反映
しているように感じます。
今日の名言 2 〈176〉まずは本当に理解しているかどうか、
つねに点検してみることです。
そして、少しでも分からないところや疑問点が
あればとことんつきつめるということです。
その際には人に聞いてもいいでしょうし、
あるいはインターネットで調べてもいいでしょう。
あるいは文献にあたるのもいいでしょう。
しかし、ひとつの情報源に頼ると言うことは
しないことが大切です。
他人のうけうりではなくて、自分の腑に落ちる
まで調べてみるのです。
そうすることでいろいろな問題点が整理されて
いきます。問題点が整理されてくれば、
解決方法もわかってきます。
その解決方法をこんどは他人に説明して理解
してもらうというプロセスがあります。
今日の名言 3 〈177〉論理思考とは何でしょうか?
たとえば「A=BかつB=Cであれば、
A=Cである」という三段論法は、演繹とも呼ばれ、
二千三百年前のアリストテレスが確立した論理思考
の技術です。
そしてそれは算数と同じく、世界共通の言語なのです。
進学校として全国的に有名になった、渋谷教育学園幕張
があります。国内の有名大学だけでなく、米国や欧州の
大学への進学校としても成果を上げています。
ご存知でしょうか?
同校の教育方針は「自調自考」です。
自分で調べ、自分で考える、というものです。
大前さんは、以下のように指摘しています。
「少しでも分からないところや疑問点があればとことん
つきつめるということです。
その際には人に聞いてもいいでしょうし、あるいは
インターネットで調べてもいいでしょう。
あるいは文献にあたるのもいいでしょう」
私は、学生のうちはこれでいいと思います。
ただ、社会人になったら、もうひとつ大事なことがある、
と考えています。
それは、「行動」することです。
調べ、考えただけでは不十分で、それを形にする、と
言ったらよいでしょうか。
それで、私は「自調自考自動」と言っています。
自分で調べ、自分で考え、自ら行動することが、極めて
大切なことだ、と考えているからです。
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