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日経ビジネスの特集記事(25)
日米最新事例 ビッグデータ
本当の破壊力 2013.9.30
ビッグデータとは?
まず、ビッグデータとは何か、から始めることにしましょう!
日経ビジネスは、ビッグデータを次のように定義しています。
インターネットの普及やセンサーとコンピューターの(P.29)
性能向上などで生み出されている「大量のデジタル化
された情報」を指す。
海外の調査会社やIT企業の定義も紹介しています。
米調査会社のガートナーは、「volume(ボリューム)=(P.29)
量が多い」
「velocity(ベロシティー)=(情報更新の)速度・頻度が高い」
「variety(バラエティー)=種類が多い」という3つのVを
特性として挙げる。米IBMはこれに「veracity(ベラシティー)
=正確さ」も加えている。
ここ最近、ビッグデータという言葉を眼や耳にすることが、
多くなってきました。
東日本大震災を契機に、地震や津波、あるいは台風などの
膨大な気象データを解析し、予測精度を向上させることが
喫緊の課題となってきたからです。
私たちの身近な生活にもビッグデータは利用されています。
コンビニなどでの購入履歴等を集積し、ビッグデータを解析し、
商品の品揃えや集客に活かしていることは、周知の事実です。
懸念されることは、個人情報が本人の同意なしに集められ、
利用されることです。こうした問題について、個人情報を
複数のサーバーに切り離し、個人を特定できないような、
仕組みを構築した企業があります。
ただ、それでも個人情報が企業にどう使われているか、
心配になる人はなくならないでしょう。
個人はおびえ、企業は踊る
世界でいったいどれだけの情報量が、
流通しているのでしょうか?
こうしたことを調査している企業があります。
日経ビジネスの特集記事から引用します。
米調査会社IDCによると、世界における
情報流通量は2012年、約2.7ゼタバイト
(ゼタは1兆の10億倍)だった。これが2020年
には15倍の約40ゼタバイトに達すると予測している。
1兆の10億倍のゼタバイトの情報流通量と言われても、
想像がつきませんね?
これだけの情報量を処理するだけで、膨大なコストが
かかることでしょう。
ビッグデータの解析でものすごいことができるのでは、
と考える人がいても不思議ではありません。
本当のところはどうなのでしょうか?
あるIT(情報技術)ベンダーの営業担当者の(P.30)
元には、ビッグデータで何かできないかという相談が
多くの企業から寄せられる。「お客さんが欲しいのは
“ビックリ・データ”。何かすごいことが見つかると
思っている。でもそんな魔法のようなことはない」と
断言する。
夢の様な話は、そう簡単に手に入らないということ
でしょうか。
次回は、「量は質に転じる」というテーマで、
日経ビジネスの特集記事をお伝えします。
お楽しみに!
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